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社民党 小選挙区で30人擁立目指す11月13日 15時49分
社民党は、党の常任幹事会を開き、安倍総理大臣が衆議院の解散に踏み切る可能性が強まっているとして、党勢の拡大につなげるため、小選挙区で30人の候補者の擁立を目指すとともに、野党の候補者どうしが競合しないよう、ほかの野党との選挙区調整を急ぐ方針を決めました。
社民党は、吉田党首ら幹部が出席して常任幹事会を開き、吉田氏は「安倍総理大臣が衆議院の解散に踏み切るならばアベノミクスの失敗をごまかし、政治とカネの問題や疑惑を隠す総選挙になる。極めて身勝手な解散であり、社民党はしっかり受けて立ちたい」と述べました。
そのうえで、衆議院が解散された場合は、現在の衆議院の勢力の2議席から7議席にまで上積みすることを目標に、小選挙区で30人の候補者を擁立するとともに、全国11の比例代表のブロックで、合わせて300万票の獲得を目指す方針を決めました。
また、野党の候補者どうしが競合しないよう、ほかの野党との選挙区調整を急ぐ方針も確認しました。
又市幹事長は記者会見で「ことし9月に死去した土井元党首の遺志を継いで、近畿などでの議席の回復に全力を挙げたい。候補者の擁立にあたっては、憲法を守る立場を最大限重視したい」と述べました。