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住宅軒下に2頭のクマ 猟友会が処分11月13日 14時16分
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人がクマに襲われる被害が相次いでいる岐阜県高山市で、12日夜、2頭のツキノワグマが住宅の軒の下にあるミツバチの飼育箱を荒らしているのが見つかり、大きな音を鳴らしても逃げなかったことから、猟友会の人に処分されました。
12日午後7時ごろ、岐阜県高山市清見町で、2頭のツキノワグマが住宅の軒の下にあるミツバチの飼育箱を荒らしているのが見つかりました。
2頭のクマは、車のクラクションを鳴らすなど威嚇しても逃げなかったということで、人に危害を与えるおそれもあるとして、この家に住む猟友会員の男性が警察官の立ち会いの下で2頭を処分しました。
警察によりますと、2頭は、体長1メートル20センチ体重70キロのクマと体長80センチで体重25キロの子グマで、親子とみられるということです。
クマを処分した男性は「この辺りにはふだん、それほどクマは出ませんが、ことしはほかにも被害が出ています。地元の人は少しは安心できたのではないでしょうか」と話していました。
高山市を含む飛騨地方ではことし、人がクマに襲われる被害が相次ぎ、今月5日にリンゴ畑に見回りに行った74歳の男性が死亡したほか、12日は柿の実を収穫していた60代の夫婦がけがをするなど、これまでに1人が死亡、9人がけがをしています。