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ホンダが米国工場でジェットエンジンの量産開始 まず自社機「ホンダジェット」向け

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ホンダが米国工場でジェットエンジンの量産開始 まず自社機「ホンダジェット」向け

 量産を始めたエンジンを披露するホンダエアロの泉征彦社長(左)とノースカロライナ州のマクロイ知事=12日、米ノースカロライナ州バーリントン(共同)

 【バーリントン(米ノースカロライナ州)=小雲規生】ホンダは12日、米子会社ホンダエアロのノースカロライナ州の工場で、ジェットエンジンの量産を開始した。ホンダの藁谷(わらがい)篤邦取締役は同日、工場内で開かれた式典後、記者団に「ジェットエンジン事業として2020年ごろまでの黒字化を目指す」と話した。

 量産型のジェットエンジンは、小型ジェット機向けに米ジェットエンジン大手ゼネラル・エレクトリック(GE)と共同で開発された。燃費性能が競合製品より約10%高く、構造が簡素化されたことで故障が少ないなどの特長がある。

 ジェットエンジンは、ホンダが別の子会社で機体の生産を手がける「ホンダジェット」(最大7人乗り)に搭載される。また他社のジェット機の改修用としての販売も検討されており、ホンダは「将来的にはホンダジェット以外への販売を全体の半数程度まで増やしたい」としている。

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