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精子と卵子が正常でも不妊 理研、マウスで確認

2014/11/8 22:07
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 理化学研究所の権藤洋一チームリーダーらは、精子と卵子が正常でも不妊になるケースがあることをマウスの実験で突き止めた。塩基と呼ばれる物質が約30億個並んだゲノム(全遺伝情報)の1つの塩基が違っているだけで、受精できなくなる。妊娠を望むカップルの約9%が不妊に悩むといわれる。不妊の早期診断や早期治療につながると期待される。

 英科学誌サイエンティフィック・リポーツ(電子版)に発表した。

 研究グループは、体を形作ったり、がんの発生に重要な役目を果たしたりするベータカテニンというたんぱく質について、1つの塩基を変化させたマウスを調べた。

 781個並んだアミノ酸のうち、429番目のアミノ酸で塩基配列に1カ所変化があると、精子と卵子は正常なのに不妊になることがわかった。詳しく調べると、メスの膣(ちつ)が閉じて交尾ができなくなったほか、オスは精液を作る精のうに異常が発生し、精子が卵子にうまくたどりつけなくなっていた。

 ベータカテニンは人間にもあり、アミノ酸の配列はマウスとまったく同じ。人間でも同じ理由で不妊になっている可能性があるという。

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