■年金掛け金がバクチに?
私は現在、衆議院の予算委員をつとめています。私以外の民主党メンバーは、前原誠司議員、細野豪志議員、山井和則議員らです。予算委員会を舞台に安倍政権との国会論戦の最前線に立っています。10月30日、予算委員会が開かれました。そこで問題になったのが、「年金」です。なんと安倍政権は、みなさんがコツコツと掛けている年金で、リスクの高い株式運用をしようとしているのです。ご存じですか?
みなさんが納めた年金は「年金積立金管理運用独立法人」が運用をしています。今そこにたまっている掛け金の総額は127兆円。1年間の国家予算よりも大きな額です。
この大事な年金の掛け金で「バクチ」を打つ!? 株価が上がれば原資は増えますが、下がれば大きな損失を出す可能性がありますよね。それは困るから、今までは大半をリスクの低い国債で運用してきたのです。
ところが、安倍さんは、「お友だち」で「株大好き」の塩崎恭久さんを厚生労働大臣に抜擢して、みなさんの年金を、不動産、未公開株、商品先物取引などの「証券市場」にぶち込もうとしているのです。それも証券会社の関係者を何人も入れた有識者会議の意見を聞いて方針を決めようとしているのです。塩崎大臣は個人の資産で株を6700万円近く持っており、アベノミクスで大儲けして雑誌にも出たのは有名なハナシ。
■だれが損失の責任とるの?
しかもしかも、リスクを伴う株式運用に回すのは「国民年金」と「厚生年金」で、公務員の「共済年金」にはほとんど手をつけない様子。こんなこと、許されますか!かつて年金をグリーンピアなどの施設につぎ込み、挙句の果てにマッサージチェアまで買っていたこと、みなさん忘れていませんよね。このときも損失はすべて「国民年金」と「厚生年金」がかぶり、公務員の「共済年金」だけは守ってきたのです。
消えた年金も思い出してください。「国民年金」と「厚生年金」は5000万件以上も消失していましたが、公務員の「共済年金」は27万件のみでした。
それでなくても、「将来、年金がちゃんともらえるのか?」と不安を感じている方が増えているのに、「株価が下がって、年金が減額されました」となったとき、だれが責任をとるのですか。安倍さんですか、塩崎さんですか。
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