人類の歴史から考える、個々の底辺がこれから生き残る方法

2014.11.3|IT ビジネス ライフハック 人生 起業 起業

このエントリーをはてなブックマークに追加
Check

images

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 人類の歴史から考える、個々の底辺がこれから生き残る方法
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
人類の歴史から考える、個々の底辺がこれから生き残る方法無限の地平はみな底辺 


ミクロな話題が続いてしまった気がするので、たまにはマクロの話をしておく。

「徒手空拳の者はどうやったら生き残れるのか?」

と云う、今全世界で議論されている話題についてである。

まず、現代の話をする前に、原始時代から人類の歴史を遡る。

 

 

原始時代

 

ボディスペック(知能・免疫力含む)がその人間の価値を決めた。

強いオスがメスを総取り。

強い子孫を残す。

老いて用済みになれば、始末して次のオスを群れのボスに据える。

 

 

 

農業革命以降

 

農耕によって大規模社会が生まれたので、個々の才覚以上に生まれるポジションが重要になった。

要するに、家柄が人間の価値を決める ようになった。

食料生産の飛躍的向上によって人口は爆発するが、身分社会の発生によって資源分配が歪になったので、人間個々は飢えるようになった。

つまり、「社会は大量の食糧を獲得し、個々がそれにありつけなくなった。」ということ。

 

 

 

産業革命以降

 

ビジネスの部品としての適性検査を通る事が重要になったので、適性証明の為に「学歴」も必要となってきた。

学歴・資格が人間の価値を決めるようになった。

(底辺は結婚相談所の売買に携わっていたので、この辺りの事情は一番見聞している)

機械の急速な進歩により生産力は爆発的に向上するが、資本主義概念の発達によって富の分配が歪になったので、人間個々の生産価格は暴落してしまった。

つまり、「社会は大量の産業を獲得し、個々がそれに生産価値を奪われてしまった」と云うこと。

 

ここまでは概ね皆が知っている事。

問題はこの先である。

 

 

 

 

 

IT革命以降

 

 

ここからが本題。

では、これまでの図式を当て嵌めて考えると、IT革命以降はどのような社会が展開されるのであろうか?

と云う話。

 

まず、市場のオープン化(中間搾取の消滅化)によって、仲介業者の価値が暴落したのは周知の問題。

「そしてその様な市場では、知名度のある人間に需要が集中する。」

と云う理論も

アルファブロガーの定義  ~有名の目安について~

以上のエントリーでべき分布の話を交えて解説した。

 

 

 

底辺の仮説

 

 

ここからは底辺の仮説を交える。

農業革命が食糧生産量を、産業革命が産業規模を爆発的に向上させた事は上に記した。

この図式で語ると、IT革命が爆発的に向上させたのは「情報の拡散・処理速度」と言ってしまって構わないと思う。

(事実、情報拡散速度や処理速度はIT化以前とは天地の差である)

つまり、情報の伝達役・処理役たるホワイトカラーの価値や必要定数は激減したのだ。

そして、「社会が巨大な情報処理能力を獲得し、個々がそれを生業にする機会を奪われてしまった」と底辺は当て嵌めてみる。

問題は先進国(産業構造的意味で)ほど、情報伝達・処理を生業にしていた人口が多かった、と云う事である。

人類の音楽好きは変わってないのに音楽業界が滅び、人類の活字好きが変わってないのに出版社が滅びようとしているのは、

結局は専業トレーダーの価値が暴落している事に他ならない。

 

 

打開策 (4原則)

 

 

ではこの現状を踏まえて、我々個々が生き残るにはどうすれば良いのだろうか?

情報伝達速度の向上を利用して、既存の団体・商売人から微細な仕事を複数ルートで取る事を試み続けるしかない。

…少なくとも何も持たない者は。

 

・移動コストを掛けない (すなわち、自分が現地に移動せずに「納品」する携帯の生業を意識する必要がある)

・複数の仕事を並行する (10万の仕事を1本こなすより、1万の仕事を関連性の強い10社から請けるイメージ)

・実績を棚卸して公開  (常時、社会に対して履歴書提出状態にしておく)

・商材を常にパッケージ化し続ける  (カネがツールとして有効であるうちは、値札は貼っておくべき)

 

以上の4点を意識して、人生を組み立てるしかないのではないだろうか?

(2014年時点ではの話である。 どうせ、これも通用しない時代がすぐに来る。)

特に、移動コスト(カネ・時間は削るのが困難な固定費であるので、如何に移動コストを排除して納品・決済に持っていくかに意識して人生を調整しても良いだろう。

少なくとも産業革命期の、一社就業の為に多大な訓練・移動コストを掛ける考え方は排するべきであろう。

特に若い方は、就「社」ではなく就「職」を強く意識して欲しい。

カネを生む仕事場に行くのではなく、仕事を自分で保有しなければ(無論、併用で良い)、今後更に徹底されるであろうIT化に個人は対応出来ないだろう。

底辺のコンサルティングがビジネス保有をテーマにしているのはその為である。

 

社会が効率化され強化されると云う事は、それに比例し人間個々の存在価値が貶められる事に他ならない。

改革によって利益を得る者が少数居る事も事実であるが、それは勝者個々が改革と直結しているだけの話であって、人間個々にとっての不利益である事には違いない。

 

防衛しよう。

偉大なる社会の進歩から、我々自身を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント一覧
  • 「アルファブロガーの定義  ~有名の目安について~」のリンクの末尾に
    htmlのタグがくっついていて有効なリンクになっていません


    2014年11月3日 10:31 PM | 匿名 |

  • 10:31様

    御指摘感謝致します。
    リンクを調整しておきました。
    ありがとうございます。


    2014年11月3日 11:02 PM | teihen |

  • ホリエモンが言うところの在庫を持たずに初期費用も低い商売+月3万円ビジネス+発信(広告宣伝)といったことですね。

    底辺氏に限らずこういった話はいつも対個人に向けられていると感じます。

    素朴な疑問ですが、「みんな」が生き残ることは可能だと思いますか?必要な努力ができる人間に限っても良いですが。


    2014年11月3日 11:18 PM | 沼 |

  • 今後、一万円起業や月三万円収益のマイクロビジネスが本格化すると予想。


    2014年11月4日 2:25 AM | 1000$ |

  • 底辺を支えてきたのはいつだって相互互助だと思うけどね。
    顔も名前も知らない相手とのビジネスがどう推移するかは自分だって金を出す立場に立つことがあるんだからわかりそうなものだが。
    例えばオレがやってきて「これはいいものだから1万円で買いますか?」といったからってぽんと金を出すか?
    自らの消費行動を鑑みて金を出すのは安心感のある有名企業の高ブランドか、よくわからんけどとにかく安いネットショップか。だから金を貰うにはブランド力を限界まで高めるか、買い叩かれるしかない。

    そしてもう一つの道が古来からある「見知った相手と商売する」旧知の仲の八百屋だったらブランドで無くても、値段が極端に安くなくても買おうという気にもなる。

    才能も無い、資産も無い、相互互助も無い、徒手空拳でやっていこうなんてのは自殺行為も甚だしいとは思うけどね。


    2014年11月4日 12:35 PM | 匿名 |

  • 沼様

    「みんな」に関しては『犬の首輪賞』で救済を図っております。
    要は貧民が貧民である事を前提にしたシステムを生産し続ける事が、貧窮者の境遇改善を可能にする訳ですので。


    1000$様へ

    細分化された社会では収益源も細分化されるのです。


    12:35様へ

    仰る通りだと思います。

    >例えばオレがやってきて

    が現状であるからこそ、IT革命の項で書いた様に『知名度(認知)』が重要になってくるのです。

    私は徒手空拳を推奨している訳ではなく、世に多く棲む徒手空拳の人間(底辺層)の生存方法を模索しているので、この様な論旨で書き記しております。


    2014年11月4日 1:47 PM | teihen |

この記事にコメント

*

Get Adobe Flash player Plugin by wpburn.com wordpress themes