『Bayonetta 2』海外レビュー
『Bayonetta 2』の海外レビューです。
- ジャンル: アクション
- 機種: Wii U
- 開発: Platinum Games
- 販売: 任天堂
・驚異的なほど奥が深いと同時に敷居は低い戦闘
・ぶっ飛んだボス戦
・息も付かせぬアクション満載の展開
・ゴージャスなビジュアルとキャラクター・デザイン
・豊富なアンロックやチャレンジ、隠し要素
悪い点:
・これを超えるアクション・ゲームは登場しないのではという悲しい現実
『Bayonetta 2』の戦闘は極めて巧みに構築されており、その演出は喜びたくなるほど狂っていて、退屈するにはよほどの努力が必要なほど。真新しいハードウェアにおける手の込んだ体験という謳い文句で溢れかえっている今年、古典的なゲーム・デザインと現実逃避へのオマージュである『Bayonetta 2』が一番楽しいゲームというのは予想外だ。だが、予想しておくべきだったかもしれない。何しろ、1作目はこのジャンルで最も優れたゲームの一つとして今も君臨しているのだから。『Bayonetta 2』がそれを凌駕していること、そして問答無用のクラシックとして記憶されるゲームに仕上がっていることには、驚愕するほかない。
・敷居は低く、奥は深い
・高いリプレー性
・手に汗握るエキサイティングな戦闘
悪い点:
・1作目のエリアの使い回し
・あまりに激しすぎると感じる人もいるかも
緊張感があり、ゴージャスで楽しい本作は、Platinumの最高傑作だ。初心者により優しくなっている点は任天堂の口添えがあったのだろうが、シリーズのファンも満足の手応えに仕上がっており、妥協や劣化は一切なく、あらゆるプレーヤーを満足させてくれる。プロローグからクライマックスが連続する『Bayonetta 2』は、正にプレー必須のゲームだ。
・素晴らしい戦闘
・クールなアンロック要素
・最高のペース配分
・アート・デザイン
・敵の種類の豊富さ
『Bayonetta 2』は全ての要素が洗練され、焦点が明確だ。脚本がバカバカしく感じることもあるが、それでもプレーは素晴らしい。巧みなペース配分と戦闘だけで充分すぎるのである。最後には私も確信した。この続編は、1作目の長所を全て進化させた、史上最も充実したアクション・ゲームの一つだ。
操作性 4.8: タッチ画面操作は少しカジュアル過ぎるが、それ以外はほぼ完璧
音楽/効果音/ボイスアクト 4.7: クラシックとポップスの融合は奇妙だが、楽曲はどれも優れている。声優の演技も一流で、効果音は鼓膜を破壊する
バリュー 4.7: 戦闘が中弛みすることはあるものの、それ以外は魅力的で感動的な物語を備えた最高の戦闘が途切れないし、リプレー性も高い
『Bayonetta 2』がWii Uでどれほど売れるのかという疑問は拭い去れないものの、一つ確かなのは、シリーズのファンでWii Uを所有しているなら、『Bayonetta 2』は君を末永く魅了し続けるだろう。これは紛れもない『Bayonetta』で、最高に楽しく、拡張を続けるWii Uの傑作群に相応しい仕上がりだ。
グラフィック: 戦闘が白熱してくると暴力的な特殊効果で画面がぼやけるが、フレームレートは安定
サウンド: 一部の声優は場違いに感じるが、メイン・キャストは見事な演技を披露
プレー性: GamePadかProコントローラーがベスト。タッチ画面も選択肢の一つだが、本作の強みを堪能するのに必要な精密さに欠ける
エンターテイメント性: クレージーな見せ場や滑らかな戦闘、一見無限に見えるオプションのお陰で、1作目に匹敵する続編となった
リプレー性: 高い
洗練されたゲームの続編を作るのは困難なものだが、Platinum Gamesのアプローチは成功を収めている。『Bayonetta 2』は過去に根ざしながらも未来に足を踏み出している。変わり映えしない部分に失望はしたものの、楽しすぎてどうでも良くなることが殆どだった。
・ゲーム史に残る戦闘システム
・驚くほど敷居が低い
・豊富なアンロック要素
・Bayonetta自身は勿論、Tag Climaxモードも素晴らしい
悪い点:
・平凡すぎるレベル・デザイン
・テーマが前作と似過ぎている
・多少改善されているとはいえ、物語は相変わらず酷い
素晴らしい続編であり、改善点は比較的些細かも知れないが、『Bayonetta 2』が史上最高のアクション・ゲームの一つであるという事実は明白だ。
・息を呑む動きの美しさ
・コアなファンを喜ばせる奥の深さ
・最初から最後まで極上のエンターテイメント
悪い点:
・一部の操作上の問題点
『Bayonetta 2』はキラー・ソフトだ。滅多にない任天堂販売のゲームであり、Wii U未所有者を嫉妬させるゲームである。ハードコアな任天堂ゲームに求める要素が全て詰まっており、ジャンルを牽引する戦闘や目を見張るビジュアル・スペクタクルを提供。『Bayonetta 2』が傑作に仕上がったという事実は驚きではない。しかし、任天堂がその度重なるサバイバルの背後にいることは、我々がありがたく思うべきサプライズだ。
・お馴染み魔女の完璧な戦闘センスは全く色褪せていない
・Wii Uでスタイリッシュさが増した
・『Bayonetta』をもっとプレーできる
悪い点:
・神谷氏特有のスマートさが多少失われている
ベヨネッタの冒険第二弾は、変わらぬ唯一無二のアクション・メカニックとぶっ飛んだスペクタクル、そして素晴らしい奥深さを提供してくれる。
サウンド: 壮大でクールなベヨネッタにピッタリの音楽
インターフェース: インターフェースは手堅い出来で、メニューはタッチ画面でも操作できる
ボリューム: 達人でもない限り、全ての難易度を制覇するにはかなりの時間がかかる。コスチュームのアンロックも豊富
『Bayonetta 2』は、みんな大好きアンブラの魔女の華麗な復活だ。Platinum GamesはWii Uを最大限活用してテンポの早いアクションや豪華な景色、巨大なボスを実現。1作目の追加でパッケージ全体のお得度も天井知らず。『Devil May Cry』ファンは必携だ。
今後『Bayonetta 3』が必要かどうかは分からないが、『Bayonetta 2』を遊べるのは喜ばしいことこの上ない。
・美しく柔軟性に富む戦闘スタイル
・文字通り息を呑む美しさ、特に終盤
・ランキング・システムのお陰で極めて高いリプレー性
・素晴らしいオンライン協力プレー
悪い点:
・戦闘が激しすぎて何がなんだか分からなくなることも
・序盤のテンポが悪い
『Bayonetta』がトレードマークのアクションを決めてくれるだけに、変わり映えしないことは何も問題ではない。調子が出るまでが長すぎるし、理不尽に感じることもあるが、ピークを迎えるとそのアクションは息を呑む。
1作目との違いがあまりないとはいえ、目を見張る見せ場やスリリングなボス戦、そして素晴らしい戦闘システムを詰め込んだテンションの高いゲームだ。
露骨な性的描写が増えている理由は考えないことにしよう。しかし、最高のゲームにもかかわらず、そのせいで楽しむには広い心が不可欠になってしまっている。