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イラクでの空爆 カナダも参加の意向10月4日 11時00分
イラクやシリアで勢力を広げるイスラム過激派組織「イスラム国」に対する軍事作戦に各国が参加を表明するなか、カナダ政府も軍の戦闘機をイラクでの空爆に参加させる意向を表明し、来週にも議会で承認される見通しです。
アメリカが主導する「イスラム国」に対する軍事作戦を巡っては、ヨーロッパや中東の各国が相次いで参加を表明し、アメリカと共にイラク国内での空爆に乗り出しています。
こうしたなか、カナダ政府も3日、「イスラム国は中東だけでなくカナダも含めた国際社会の脅威だ」として、最大で半年にわたって軍の戦闘機や偵察機をイラクでの空爆に参加させることを、議会に提案しました。
ハーパー首相は「同盟国や友好国と行動を共にすることに同意を求めたい。われわれの目的はイスラム国を弱体化させることだ」と述べ、議会の支持を求めました。
一方でハーパー首相は、派遣する戦闘機の数など作戦の規模については今のところ明らかにしていません。
政府の提案に対して野党側は「作戦の全容が明らかではなくカナダを長期的な戦闘に巻き込みかねない」として反対する構えですが、議会では与党の保守党が多数を占めていることから、提案は来週にも承認される見通しです。
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