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 イルカは人の言葉を話せるようになるのか――?

 静岡市清水区にある東海大海洋学部の教授で動物心理学者の村山司さん(54)が、実験でシロイルカが8種類の言葉をまねて鳴き声を出すことができたと論文にまとめ、発表した。イルカとの「会話」で互いの心を通わせることを夢見る村山さんにとって、研究は道半ば。実験はこれからも続く。

 論文は国際比較心理学雑誌「International Journal of Comparative Psychology」電子版で発表された。電子版に添付された音声のデータには、女性の「オハヨウ」「ツカサ(司)」「ピヨピヨ」などの声に、同じように言っているように聞こえるイルカの鳴き声が続く。