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エア・フェスタ浜松2014
(撮影:常葉大学映像部)
一面犠牲47人の身元判明、不明なお19人 御嶽山噴火
戦後最悪の火山災害となった長野、岐阜県境の御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火で、長野県警は二日、死亡が確認された四十七人全員の身元を確認した。うち四十六人の死因は噴石が当たったことによる外傷性ショックの「損傷死」で、一人は熱風を吸い込んだことによる気道熱傷だった。同県木曽町は同日夜、このほかにも安否不明者が十九人に上ることを明らかにした。 木曽町は同日午前の会見で、家族から「連絡が取れない」と町に申し出があった人は二十四人に上ると発表。その後、県警による身元確認が進み、五人の身元が判明し、不明者数は十九人になったと説明した。県警によると、登山届を出した人のうち行方が分からない人は五人いるという。 県警や自衛隊などの救助隊は二日朝から、山頂付近を中心に噴石の下などに心肺停止状態の登山者がいるとみて、約千人態勢で捜索・救助活動を再開。登山口の「王滝口」と「黒沢口」に分かれて入山した。さらに自衛隊ヘリコプターで重機を山頂付近に運び、捜索の範囲を広げ噴石を取り除きながら活動する予定だったが、雨が降ったため正午前に打ち切った。ヘリは出動しなかった。 長野地方気象台によると、御嶽山周辺は二日から三日にかけて一時間の最大雨量が一五ミリと予想されている。火山灰が流れ出して土石流が発生する可能性もあるため、御嶽山の麓に位置する木曽町や王滝村では、土石流への監視体制を強め、住民らに警戒を呼び掛けている。 一方、岐阜県警は二日、御嶽山の岐阜県側を中心に県警ヘリで上空から捜索したが、取り残された登山客の手掛かりは得られなかった。機動隊員ら十二人が自衛隊ヘリで山頂に向かう予定だったが、天候不良で中止となった。県警ヘリによる上空からの三日の捜索は、天候を見て判断する。 ◆麓の住民「土石流が怖い」「川がドロドロ」。御嶽山の麓の住民は、降雨による土石流発生に不安を覚えている。長野県王滝村役場の南西約二キロにある瀬戸地区。王滝川沿いに住む女性(80)は、流れ出した火山灰で姿を変えた川を前に「大雨が降ったらどうなるのか」と目を見開いた。 噴火以来初めてまとまった雨が降った二日、御嶽山の山頂近くでは昼前から強い雨と風が吹き荒れ、麓でも午後四時ごろから霧雨が降り始めた。山肌を沿うように走る県道で上流に向かった。 王滝川に流れ込む濁沢川に架かる橋の上からみると、砂防ダムを灰色の水が滝のように「ゴーッ」と音を立てて流れ落ちている。流量も増えているようだ。 王滝川上流の滝越地区では、土石流で道路が寸断されれば孤立するため、村が衛星携帯電話や発電機を配備した。 「土石流が本当に怖い。それも道路を覆ってしまうほどの」。土砂降りになった午後六時すぎ、三浦征弘区長(75)が自宅で強調した。一九八四年の長野県西部地震で、御嶽山の山体が一部崩壊した「御嶽崩れ」と呼ばれる土砂災害も経験している。 長野県は、現在予想されている雨では大規模な土石流の恐れは小さいとしている。「この程度の雨なら大丈夫とは思うが、何が起きるか分からん」。三浦さんは備えの大切さを訴えた。 長野地方気象台は三日朝にかけて総雨量三〇ミリと予想する。国交省と県などは二次災害に備え、御嶽山東側と南側の計七カ所にワイヤを使った土石流感知装置と監視カメラの設置を始めている。木曽町も二日、麓の六地区を対象に避難勧告の暫定基準を決めた。 (社会部・梅田歳晴) PR情報
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