千葉大(千葉市稲毛区)は30日、2016年4月を目標に、文系と理系の仕切りをなくした新しい教養学部を開設予定であることを明らかにした。また、学生が海外で学ぶ機会を増やすため、早ければ来春にもタイの国立大学内に海外キャンパスを開く。いずれも国際的に活躍する人材を育てる狙いという。

 同大によると、新たな学部は西千葉キャンパスに開かれる。定員は100人で、飛び入学者も受け入れる予定だ。

 名称や詳細は未定だが、地方のまちづくりや英語でのコミュニケーション能力などを学ぶほか、短期留学、国内外でのインターンシップを通して、日本の歴史や先端技術を海外に発信できる人材を育てるという。同大の担当者は「新学部では、文系と理系が融合した様々な教育を行いたい」と話す。