中村通子
2014年9月30日20時07分
早食いは、やっぱり肥満になりやすかった――。岡山大学が、岡山大生約1300人を入学から3年間追跡し、立証した。肥満でなかった人が、早食いを続けるうちに肥満していくことを追跡し確かめた研究は少なく、貴重だという。
岡山大の森田学教授(予防歯科)らは、2010年春に入学した新入生約2千人のうち、①3年間健診を欠かさず受けた②もともと肥満してはいなかった、という条件を満たした1314人を対象に調査した。
研究チームは、学生に「脂っこいものをよく食べる」「食事が不規則」「朝食を抜く」「腹いっぱいになるまで食べる」など12項目について質問し、肥満度との関係を統計学的に解析した。「肥満」かどうかは、身長と体重から計算するBMIという指数が25以上の人とした。
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