ローソンが高級スーパー「成城石井」を買収することで合意に達したようです。ローソンは投資ファンドである丸の内キャピタルから、全株式を約550億円で取得します。成城石井を買収=550億円、高級スーパー参入-ローソンという記事になっています。
ローソンは30日、高級スーパーの成城石井(横浜市)を買収すると発表した。成城石井を傘下に持つ投資ファンド、丸の内キャピタル(東京)から10月31日付で全株式を取得する。買収額は負債も含め約550億円。
2014年春頃より噂になっていた「成城石井」の売却ですが、ローソンが買収することになりました。どこも買収しなければIPOという選択肢もあったようですが、負債も含めてローソンが約550億円で買収することになりました。
ネタフルでは次のような記事を書いていました。
丸の内キャピタルが買収した際の金額は420億円程度と見られていることから、3年で100億円以上のプラスが出たことになります。
ローソンの宮崎純常務は30日、「成城石井はユニークで高級な商品を扱う。ローソングループのエリア戦略や客層拡大に寄与する」と強調。近年は業績が堅調なため店舗や商品は変更せず、経営陣も原則維持する。
「成城石井」の名前は変わらず、100店舗以上がグループに加わることになります。富裕層が顧客には多いでしょうから、そこはイメージを大事に、ということなのでしょうね。
加えて「物流や顧客管理、店舗開発では、ローソンのノウハウを導入し、収益性を向上させる」ということです。
従来、ローソンが出店していた地域でも、富裕層が住んでいると見られれば「成城石井」を出店したり、もしかすると「成城石井シリーズ」みたいな商品を投入することも考えられるかもしれませんね。
業界4位の「サークルKサンクス」売却へ → コンビニ業界大再編か?という記事も書いていますが、今後もローソンが気になりますね。