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【西武】西口、現役続行へ!来季21年目「やるつもりです」

スポーツ報知 9月12日(金)7時4分配信

 通算182勝を挙げている西武・西口文也投手(41)が現役続行の意思を固めていることが11日、分かった。この日、ファームの練習が行われている西武第二でスポーツ報知の単独取材に応じ「球団と話し合ってからだけど、来年もやるつもりでやっています」と現役続行への強い決意を明かした。

 プロ20年目の今季は首脳陣の意向で、先発から救援に転向した。開幕1軍で8試合に登板し、勝敗なし、防御率4・91。精神的支柱としてブルペンをまとめていたが、5月に左脇腹の違和感を訴え、2軍に降格した。

 8月にイースタンで実戦復帰すると、6試合で1敗1セーブ、防御率2・35。跳びはねるようなフォームから投げる直球は、140キロ台をキープしている。1軍では昨季から白星がないが、「来年に向けての手応えはある」と完全復活へ確かな兆しを感じていた。

 球団幹部は「本人の意思を最大限に尊重する」と、FA権を行使せず、ライオンズ一筋に歩むベテランの功績を高く評価。近く西口と話し合いの場を持つ予定で、契約更新へGOサインを出すとみられる。来季21年目を迎える不死鳥が、あと18勝に迫る200勝に向かって再び羽ばたく。

 ◆西口 文也(にしぐち・ふみや)1972年9月26日、和歌山生まれ。41歳。県和歌山商、立正大を経て、94年ドラフト3位で西武入団。97年にMVP、沢村賞を受賞。最多勝、奪三振王、ベストナインを各2度、ゴールデン・グラブ賞を3度受賞。通算434登板、182勝117敗6セーブ、防御率3・72。182センチ、75キロ。右投右打。年俸3500万円。

最終更新:9月13日(土)20時43分

スポーツ報知

 

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