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 プロ野球の現役最年長選手、中日の山本昌が5日、ナゴヤドームでの阪神戦で先発し、5回まで無失点に抑えた。4回に中日は2点を先取。2―0とリードして勝利投手の権利を手にし、5回の打席で代打が送られて交代。中日は追加点、継投で6―0と逃げ切り、49歳0カ月の山本昌は勝利投手となり、故浜崎真二氏(阪急)が1950年に打ち立てた48歳4カ月のプロ野球史上最年長勝利記録を更新した。

 今季初登板の山本昌は1回、先頭打者に安打を許したが無失点に抑えた。2死一塁でゴメスから見逃し三振を奪い、これは史上最年長奪三振記録。2、3回も走者を出しながら無失点。3回裏に打席に立ち(内野ゴロ)、史上最年長打席を記録。登板、先発の最年長記録も更新した。

 4回、中日は2死満塁から藤井の中前適時打で2点を先取した。

 山本昌は5回、先頭打者に出塁を許したが、併殺で切り抜け、無失点だった。

 6回、中日のマウンドには祖父江が上がり、失策と安打で無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を抑えて無失点にしのいだ。

 6回に中日は無死満塁から代打・小笠原の適時打で3―0とし、阪神・能見は降板。さらに1死満塁から代打・谷繁が四球を選び、押し出しで加点。4―0となった。

 7回は武藤が無失点に抑え、裏に森野、藤井の適時打で計2点を加え、6―0となった。

 8回は又吉、9回は福谷が無失点に抑えた。