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 プロ野球中日の山本昌投手(本名は山本昌広)が5日、ナゴヤドームでの阪神戦で先発勝利し、プロ野球史上の最年長勝利記録を更新した。49歳0カ月で、これまで記録だった故浜崎真二氏(阪急)が1950年に打ち立てた48歳4カ月を64年ぶりに8カ月更新した。

 開幕から2軍で調整してきた山本昌投手は今季初登板。走者を出しながらも無失点に抑え、中日は4回に2点先取。勝利投手の権利を得て5回までで交代し、中日が継投で逃げ切り、6―0で勝った。山本昌投手の通算勝利数は219となった。また浜崎氏の持つ48歳10カ月での登板、先発、奪三振などの最年長記録もあわせて塗り替えた。

 山本昌投手は、神奈川・日大藤沢高を経てドラフト5位で入団し、1984年から中日一筋のプロ31年目で、現役最年長選手。これまで3度の最多勝利投手や1994年には沢村賞に輝いている。