鳥栖・ユン前監督、韓国で謝罪会見
サッカーJリーグ・サガン鳥栖を率いて、首位を走る好成績を残していた韓国人監督・尹晶煥(ユン・ジョンファン)氏が突然、解任された。解任後、吉田恵コーチが監督に昇格し指揮を執るも連敗。不可解な解任劇は、取材陣の詰めの甘さもあって、その後の報道が日本ではフェイドアウトしてしまっている。ただ、韓国での報道は、まだ一部残っているという。
家族も連れて、鳥栖で生活していたユン監督。解任を受け、帰国の途についた。しかし、意外にも韓国で待ち受けていたのは「謝罪会見」。ユン監督は、一方的に解任され、「謝罪」することは何もないように見える。韓国では「JapaneseOnly」という浦和レッズ対サガン鳥栖戦の垂れ幕とも絡めて「韓国人排斥を訴える鳥栖のスポンサー側の意向で、解雇された」という論調が主流で、さらにユン監督が「民族主義の被害者」という捉え方もされていた。
そんななか、日本では「サッカー五輪代表の監督に就任するからサガン鳥栖を『自分の意志』で辞めたのではないか」という報道が一部なされたことに対し、ユン監督は「そういう報道がなされたのは自分の説明不足の責任。現在の五輪代表監督に申し訳ない。自分が代表監督になるために辞めたということはない」という「謝罪会見」になったのである。また「急遽帰国することになった理由の説明がつかず、申し訳ない気持ちだ」と、家族への思いも吐露した。韓国取材陣から「では、なぜ解任されたと思うか?」という質問に対しては「外国人だからこういうこともある。ただ残念」と多くを語らなかった。韓国メディアは「日本スポーツ界で『民族排斥』が行われた」と失望の論調が広がっている。
スポーツの世界だけでなく、外国での生活を「イヤだけど金を稼ぐため」と、気持ちのなかで割り切る外国人労働者も少なくないが、ユン監督は家族とともに鳥栖で生活。福岡総領事館の広報誌に「鳥栖という土地が大好きだ」というコメントを残すなど、鳥栖に対して愛着を注いでいたことが垣間見える。今回の突然の解任劇は、監督の経歴に傷をつけただけでなく、ユン監督に「日本人への不信感」を与えてしまった可能性もある。
韓国人記者がコンタクトを取ろうとしても、連絡が取れない状況のユン前監督。渦中の人物となっただけに、韓国マスコミ界では「今は語れないことも、語りたくないこともあるだろうが、いずれ韓国内で記者会見を開き全てを語るのではないか」という見方が広がっている。
【杉本 尚丈】
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