遠藤啓生
2014年9月5日11時01分
訪日する外国人観光客に、日本の家庭料理を「つくる」体験教室が大人気だ。ユネスコ世界無形文化遺産に「和食」が登録され日本の食文化が注目されるなか、食べるだけでなく、料理を作って楽しむ外国人観光客が急増している。
6月上旬、東京都中央区で外国人向け料理教室を開く滑志田真理さん(28)の自宅に、オーストラリアとイタリアからの観光客が集まった。
メーンは焼きギョーザ。ニラとひき肉を素手で混ぜ込むと、「こんな感触は初めて」。オーストラリア人のオリバー・ヒンスさん(27)から歓声が上がった。「地元では皮が手に入らない。ギョーザを作ると決めて来日した」と目を輝かせた。料理好きで、休みの日は動画サイトで肉じゃがや茶わん蒸しなど和食を勉強している。初めての皮包みは「難しかった」と笑顔を見せた。
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朝日新聞社会部
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