こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。ここんところ、氷水をかぶるチャリティが流行ってて、批判的な意見も出ているようですが、ああ、やっぱりですか、日本人は変わってないなあ、との想いを強くしました。
といいますのは、拙著『偽善のすすめ』に詳しく書いたのですが、10年くらい前の調査によると、調査対象となった世界21か国で、日本人はもっとも慈善活動を信用していないという結果が出ていたからです。
慈善団体を信用するかという質問に対し、調査国全体の平均では「非常に信頼する」「やや信頼する」を合わせた数字が50パーセントを超えます。しかし日本人は25パーセントしかいないんです。
しかも、「周囲の人を助けてしあわせにすることは大切だ」という価値観を支持する人の割合でも、日本人は最低でした。
欧米人は今回の氷水かぶりとかもそうですが、慈善とかチャリティとかを気軽にやるんです。バカなことやって、一人でも二人でも救わたらそれでいいじゃん。
日本人は慈善をクソ真面目に考え過ぎなんです。そもそも、すべての人を救うことなんてできっこない。だから、チャリティでも募金でも、気が向いたときだけやればいい。やりたくなければやらなきゃいい。
なのに、すべての人が平等に救われなければならない、みたいなゼロか百かの誤った完璧主義に縛られてるから、中途半端なチャリティやショーアップされたチャリティが許せなくなり、あんなのは偽善だ! と攻撃せずにいられない。
他人は他人、自分は自分なんですから、やるかやらないかは個人の自由です。やらない人を批判するのもお門違いだし、やってる人を批判するのもよけいなお世話です。
[ 2014/08/23 22:21 ]
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