season Z

◆第9話 『レベル4〜後篇・薫最後の事件』

脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治
ゲスト:袴田吉彦 大路恵美


正直言って、消化不良です。

薫ちゃんの卒業、それ自体の是非は今更問うモノでもありませんし
逆に今後を見ないことには分からないので何も言いませんが、
その卒業の仕方に不満たらたらです。
兼高の遺志を継いでの渡航エンド……
初回を見た時点であり得る話だなとは思ったものの、
まさかそれは無いだろうと切り捨てた選択肢がここにきて『急に』蘇るとはね。

一番不服なのは、この『急に』というところ。
右京さん曰く兆候は表れていたとの事ですが、視聴者としてその兆候が
明確に見て取れたのは先週が最初じゃない。どうせならここまで8週あった訳だし、
各話毎に細かく兆候を散りばめていった方が、このエンドをやる上では
効果的だったんじゃないかなぁと。そんな容易にエンドが見えるようにしたら
面白くないじゃないという意見も当然出るでしょうが、
あくまでもこのエンドを取るんだったらという話。渡航エンド自体の是非は別問題。
まぁ、是非で言ってしまえば個人的には『非』なんだけどなぁ……

もう一つ『急』で思うことは、
何故に決断まで要した時間がたった3か月なのかという点。
薫ちゃん自身も『何年あの人の相棒やっているんですか』と言うように
8年以上やっている特命を、それ以上に15年以上はやっているであろう警察官を
辞する決断を下すのに、3か月はあまりにも短すぎやしまいかと。
それほどまでにサルウィンでの体験が衝撃的だったと言うことなんだろうけど
だったらそれがヒシヒシと伝わってくるような演出が欲しかった。
この2話の流れだけではどうにも無理やり理由をこじつけたようにしか
思えなかったんですよね。薫本人の心の動きも殆ど見えなかったし。
あれだけ3期で美和子と不仲だった時には心情がおもてに表れていたのにさぁ。
これがあともう四半期あれば滲み出させる時間的余裕もあっただろうに。
とにかく3か月で、と言うよりシーズン途中で辞めさせる理由としては
アレではちょっと無理があり過ぎるんじゃないかなぁ。
それこそ裏に大人の事情があるんじゃなかろうかと
要らぬ勘繰りもしたくなりますよ。

あと『正義を教えに行く』という薫ちゃんの発言ですけど、
直前の回(最後の砦)で薫ちゃんに『正義』に対して疑問を抱かせた上で
言わせる発言じゃないですよ。そんな『正義』を目の前にして
気持ちが揺らぐような人間が何を教えられるんだと却って逆効果じゃないですの。
その辺、何というか脚本家間の連携が取れてないのかなぁと思ったり。
結局昨季芽生えた暴走する右京の正義に対する薫ちゃんの疑念はどうなるの。
前々回でも結論は出てないし、投げっぱなしで終わっちゃうのね。
それに今期初頭から見られた、突如強くなった特命係への締め付けも
結局エンドには何の関係もありませんでしたし。
何かいろいろと放り出したままの伏線があちらこちらにある気がするんですが。
そういった意味で、この渡航エンドは個人的にはどうだかなぁというのが率直な感想です。
ただ、始めからとにかく早く卒業させなければいけないという縛りがあるのならば
実際には今回のような方法しか取れないだろうなぁとは思います。
まぁその早く卒業させなければならない理由は何なのかということになりますけど。

とここまで否定的な意見ばかりですけど、
変にねちっこくない、あっさりした別れのシーンなどは嫌いじゃなかったです。
あと結局レベル4事件が卒業には何の関係もなかった点、
この辺はもういつものことなので構わないです。
つかこの事件じゃなくても、薫ちゃんいつでも卒業できたんだなァ
だったら何でこんな3か月で(ry

で、次回からは薫ちゃんがいない警視庁一人だけの特命係。
正直新相棒は要りません。下手なの着くぐらいならずっと片棒でいいです。
まぁその辺りは次見てみないことには何にも言えないですね。
それ次第で、今回の話が相棒全シリーズの最終回になるか否かが決まります。
まだ『8年間楽しい番組をありがとう』とは言いたくありませんので
元日SPがおかしなことにならないことを祈るばかりです。


【以降完全に薫ちゃん卒業でどうでもよくなったレベル4事件の見所ダイジェスト】
米沢さんがあまりにも輝いていた件
さすがカーチャンのお守りを下腹部にしまいこんでいただけのことはある

・伊丹三浦を振り払いながら激昂する右京さん

薫ちゃんCQCで自衛隊員から防護服を奪取
つかたまたま捕まえたのが犯人だったというこんな神がかり的な強運が
次回以降は見られなくなるのか。捜査に支障出るぞ多分

・小野田「省に格上げされたからって少し調子に乗ってない?」

・小菅、結局ゲームでは勝ったのか
どう転んでも勝つゲーム。まぁ二度と自身の子供には触れられないけど

・薫ちゃん辞表提出に喜びを隠しきれない中園参事
一方、喜びよりも先に驚きが出た内村部長。
どちらが真に性悪かがよく分かる1シーン

・いちゃつく亀夫妻
も見納めかと思うと……あ、何気に美和子も卒業か。
これで情報源も失われることで、右京さんますます今後の捜査が難しくなってないか

・ラスト、右京愛好クラシック作品集て。


【今日のいたみん】


今日の一課。芹沢くんは空気でした。
三浦さんは事件では大活躍、というか大激怒。
小菅のようなタイプの人間が一番癪に障るんでしょう、ガンガン暴行に及んでました。

そしていたみん。
事件では薫ちゃんの様子を伺いに病院を訪れ、汚物処理室に眠る汚物の対応。
予備員とは言え自衛隊員相手によくねじ伏せられたなぁ

そして事件後―――
薫ちゃん卒業の一報に
「大方俺には敵わないって悟ったんじゃないの」
その後本人の前で
「元・特命係の亀山ァ」
「テメェなんかジャングルの中で死んじまえ」
「とっとと行けや、馬鹿野郎」

返す薫ちゃん「テメェこそさっさと死ねや」
と最後の最後までいつもの調子。それが逆に涙腺に来てね……



こんな2人のやり取りも今後は見られないんだよな……
何が一番寂しいかって、それが一番寂しいんです。


【おまけ】



以前描いたうきょんさんを突発的にやっつけ改変
……描いてて泣きたくなってきた

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