JR東 羽田と都心結ぶ3路線を検討8月19日 18時52分
JR東日本は、羽田空港の利用客増加を見込んで検討していた空港と東京都心を結ぶ新しい鉄道路線について、空港と東京、新宿、新木場の3つの駅を結ぶ3路線で開業を目指すことを明らかにしました。
このうち、東京駅と羽田空港間は従来より10分以上短縮され18分で結ばれるとしています。
JR東日本は、19日、国土交通省で開かれた今後の都市鉄道の在り方を検討する小委員会で、空港と東京都心を結ぶ新しい鉄道路線の計画の具体的な内容を明らかにしました。
それによりますと、新しい鉄道路線はまず、羽田空港から品川区の湾岸にある東京貨物ターミナルまでのおよそ6キロの区間の地下に新たにトンネルを整備します。
さらに、東京貨物ターミナルから先は現在は使われていない貨物線を活用するなどして、東京、新宿、新木場とを結ぶ3路線で開業を目指すということです。
これにより、羽田空港との所要時間は、東京駅との間が従来の30分前後が18分に、新宿とは40分余りから23分に、新木場とは41分から20分に短縮できるとしています。
JR東日本は総事業費をおよそ3200億円、設計から完成までの期間は10年間と見込んでいます。ただ、計画全体は2020年のオリンピックには間に合わないとして、大規模な工事が少ない新木場との路線を先行して開業できないかを検討するということです。
JR東日本の具体案を受けて、国土交通省は成田空港などとのアクセスを含めた都市鉄道の在り方について早ければ今年度中にも具体的な計画をまとめることにしています。
JR以外にもアクセス改善検討
14年ぶりに進められている国土交通大臣の諮問機関「交通政策審議会」での首都圏の鉄道網整備の議論。
焦点の一つが羽田空港へのアクセスの改善です。
背景には、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、政府が年間に日本を訪れる外国人旅行者の数を2000万人に増やす目標を掲げていることがあります。
これに向けて、今回具体的な内容が明らかになったJR東日本の新路線のほかにも、羽田空港とのアクセス改善に向けた検討が進められています。
このうち、京浜急行の「京急蒲田駅」と東急の「蒲田駅」を結ぶ通称「蒲蒲線」を新たに整備する計画があります。
また、東京・丸の内の地下を通って京浜急行と京成電鉄をつないで羽田と成田を結び、都心と成田空港や羽田空港の間の移動時間を大幅に短縮する「都心直結線」の調査・検討も進められています。
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