ソフトバンク:TモバイルUS買収断念後初の社債、4000億円を発行へ
8月18日(ブルームバーグ):ソフトバンクは、米携帯電話業界4位のTモバイルUS買収協議打ち切り後、初の社債を発行する。これまでの企業買収で急増した借入金を借り換え、今後の投資に備える。
開示資料によると、年限5年の個人向け社債4000億円を発行する。利率の仮条件は0.95-1.55%、条件決定は28日を予定している。
同社は積極的に大型企業買収を行う中で、資金調達先の分散化を進めている。特に個人向け社債市場に借入先をシフトしており、今年5月に3000億円、昨年は7000億円を調達している。
メリルリンチ日本証券の上田祐介チーフクレジットストラテジストは、これまでに発行した「高い金利の物と置き換えるというのなら非常にいい」と指摘。今回の調達でどの程度が借り換えに充当されるかが不透明なため、「リファイナンスがメイン」という言葉が出てくるとさらに信用力が上がるとの考えを示した。
広報担当の長田真理子氏は、今回の社債発行の目的について「資金の用途は借入金と社債の返済、将来への投資資金だ」とし、「現時点で特定の買収を目的としたものではない」と説明した。
同社の後藤芳光取締役は、8日の第1四半期決算会見後にブルームバーグの取材に答え、「個人投資家が投資している割合で言うと、社債はまだまだ小さい」とし、「これからもどんどん出していく」と話していた。
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更新日時: 2014/08/18 14:59 JST