悩みは特にありません。

でも性格は暗いです。

癒やされません。

かわいい動物の画像とかよう、見たらみんな言うでしょうが。「かわいくて和んだ」とか「癒やされた」って。私にはその感覚がよくわからないのです。今までずっと、ウン? なんで? って思っていて、ほんとに全然わからなかったんです。わからなかったから、だから私は人とセンスがズレているのだと思っていたんです。ンプー。

ズレてるちゅうことは多くの人が求めるものを生み出せないということで、しかしながらしかしながらしかしながらッ「一部の人からは熱狂的な支持を得」るほどパンチの効いた感性も持ち合わせておらんからこりゃーあれだわ私は多くの人に愛されることもなくかと言って我が道を突っ走ることもなく、ただただ世間とボタンをかけ違えたままこれからも生きていくんだわと思って、きっと今この瞬間も近所で「寺地さんてあれよねえ、ズレてるわよねえプークスクス」って陰口叩かれとるに違いないのだよ星屑ロンリネスみたいな被害妄想を炸裂させつつ台所の片隅で小麦粉をフニフニと捏ねていたらパンになりました。おいしかったです。

そしてこれまでどんなものに「癒やされて」きたかっていうことを思い出そうとしたのですが何も浮かんできやしませんでした。ほんとにひとつぐらいあるやろが、三十七年も生きとったらひとつぐらいあるやろがと思ったけどやっぱりありませんでした。皆無。皆無の世界。これはつまり、これは私が「癒やされる」という感覚そのものを知らないっちゅうことになりますよね。癒しを知らない女ということに。

だってあれですから。ハムスターとかリスとか雀とかインコとかウサギとかに対して私が抱く感覚は「癒やされるなあ」というようなたおやかなものではなく「あっ、かわいい。いや、ぎゃわいい。おぬしはかわいいを超越しておる。すごくぎゃわいいでもない。ぬごくぎゃわいいだ、あっこっち見た、ウワッ、ヌオォォーぬんごーくぎゃわーいィィィーンプァー! アビャーン!」みたいな激しいものですから。ドーパミンがドバーですから。なので疲れます。飼いたくない。かわいいものが傍にいると私の身体が持たない。毎日そんなにもコレをコレ(ドーパミンをドバー)してたら寿命縮むから。絶対縮むから。ギュムギュムに縮むから。私にゃ沢蟹ぐらいで丁度良いんです。

ちなみに先月我が家にやってきたカサカサ蟹野郎ことゴリアテですが、いまのところすさまじく元気です。
体力が有り余ってるのか「やる気元気沢蟹」みたいなモットーでもあるのか知りませんが仕事から帰ると水槽に入っている小石の配置を勝手に変えたりしてます。インテリアにこだわりがあるタイプなんやと思います。
あと昼間はトンネルに隠れてじっとしてるのに夜中はめっちゃ活動的で、昨夜なんかあんまりうるさかったのでペンライトで照らしてみたら石の上でハサミをパッカー開いて「ダブルピースッ!!」みたいなポーズをとっていました。イラッとしました。「沢蟹がイキッてんじゃないよッ」と叱っていたら「うるさい!」と夫に叱られてしまったので私は今とても落ち込んでます。ちょう癒やされたい。

もういっこブログやってます。こっちはチネチネしてます。
一日