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メールの改行について

by on 2014/08/02
 

Layout of Mail

 メールの改行について考えさせられることがありました。

 最近頂いたメールをiPhoneで読んだら、冒頭の謎の空白と、中途半端な改行で、文面がメチャクチャに表示されていました。3行読んでも全く頭に入ってこない有様に、全文をEvernoteにコピペして体裁を整えて読みました。

 ちなみに画像は、何が起きているのかを再現したサンプルです。

 なぜそのようなことをしたのか?という送信者のアイディアは理解できます。

 パソコンで読むと、冒頭の全角スペースはインデントになっており、改行位置も昔は意味のあった数字である75文字程度に揃えられていました。むしろ、体裁に非常に気遣われたメールだったのです。

 しかし結果は逆でした。

 iPhoneなどのスマートフォンでメールを読む場合、パソコンほど画面の横幅が広くないため、冒頭のインデントと適切な位置での改行に加えて、画面の右端での自動折り返しが入ります。こうして予期していたレイアウトが崩れるだけでなく、文字を追うのが難しくなるほどバラバラの表示になるのです。

 過去のパソコン時代のメールを経験している人は理解でき、まだパソコンでメールを読み書きする機会も多く、問題とも思わないでしょう。しかしスマホでしかメールを読まない世代にとっては「目にしたくない光景」でしかないでしょう。相手によって、送信者がメールのレイアウトを変えるのも手間ですし。

 メールには、こうした問題が昔からありました。かつては文字コードやHTMLメールの問題が議論され、礼儀とも言われたほどです。しかしOSやアプリの進化で、今では意識することがなくなりました。ならば、レイアウトや改行の問題も、メールを読み書きするアプリの進化で解決するかもしれません。

 しかしこの問題は、メール派からすると、早くなんとかした方が良さそうです。LINEはこれまでのコミュニケーション手段を広い世代で代替しつつあります。Facebook本体ではなくメッセンジャーの方は、メアドを探したり変更を記録しなくても、名前からメッセージが遅れる直感的な手段です。

 いずれも改行とは無縁の世界。長い段落の塊ではなく、一言ずつの対話型の世界。多くの情報を含み、綺麗にまとまったメールが、見てもらえなくなる危機です。パソコンからもスマホからも、綺麗にまとまって見られるメールの仕組みを、かつて異端扱いされていたHTMLを駆使して作れるといいですね。

 ちなみに、冒頭の季節の挨拶なし、文末の定型句もなし、改行なしのぶっきらぼうなメールを送っても許される、言葉があります。

 「iPhoneから送信」

 初期設定の署名ですが、メールの儀礼にまつわる非礼をキャンセルしてくれる魔法。こういうところがスマートなフォンなのかもしれません。

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