ヴェンゲル:パワーバランスはより均衡している

新シーズンのプレミアリーグのパワーバランスはより均衡していると、アーセン・ヴェンゲルは考えている。

マンチェスター・シティは5月にタイトルを獲得、序盤から首位に長く立っていたアーセナルは最終的に4位でフィニッシュしたものの、上位4チームの差は僅かに7ポイントだった。

そしてこの夏、ヴェンゲルは積極的に補強を進めており、既にアレクシス・サンチェス、マテュー・ドゥビュシー、ダビド・オスピナ、カラム・チャンバースの獲得を済ませている。これは、セスク・ファブレガスやサミア・ナスリ、そしてロビン・ファン・ペルシらの主力が相次いで流出した時代から、アーセナルが抜け出した事の表れだ。

「5、6年前と比べて、プレミアリーグのパワーバランスは均一になったと言えるね」ヴェンゲルはそう答える。

「フィナンシャル・フェアプレーもあるし、5年前に比べて我々の資金力も上がった。それが我々にチャンスを与えているんだ」

「(主力流出がない事)それもこの2年の変化だ。それだけ我々に資金力がついたという事だよ。だが、以前は不可能だった。ここに座りながら『次は誰が出て行くんだ?』と考えていたよ」

「それでも我々は何とかより良い立場を手に入れた。偉大な選手が加われば、誰もが残留を望むようになる。だが、逆のパターンがサウサンプトンのケースだ。全員が残っていれば、シュネデルランは果たして移籍を望んだか?そこが問題なんだよ。悪循環なんだ」

10年目で新たな将来をクラブに誓った当時、ヴェンゲルは難しいチャレンジに直面する事を知っていた。そして彼は、その期間中もアーセナルが一貫性を保っていた事を誇りに思っているようだ。

「私はどんな言い訳もしなかった」彼はそう振り返る。

「肩の荷だったが、私は状況を知っていた。契約を交わした時にそのチャレンジを受け入れたんだ。何が起こるかを知った上でね」

「個人的にはここでのキャリアの中で、最も過敏で最も重要な時期だったと思うよ。最初からそうなることは分かっていたが、少ないリソースの中でクラブをトップレベルに維持させることは、同時にエキサイティングでもあった」

「我々の仕事は良かったのか、悪かったのか?私が唯一言える事は、我々は一貫してトップレベルを維持出来たという事だ。だが、本当にタイトルを獲得できるクオリティには欠けていたんだ」

「私が保証できるのは、私は明らかに出来る限りの事をやってきたという事だ。それが十分だったかどうかは分からない。他の人間ならもっと上手くやれたのか?誰にもそれは分からない」

「決して私のモチベーションが衰える事はなかったし、そこに疑問を感じた事もない。私は常に残りたいと考えていた。だが同時に、自分で良い仕事ができたという感触を得たかった。我々はFAカップを獲った。だが、もっと勝ちたいし、そのためにもっと戦いたいと思っているよ」

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