[PR]

 西アフリカでエボラ出血熱の感染拡大が止まらない。世界保健機関(WHO)によると、死者は729人に達した。前例のない規模の流行に各国が非常事態を宣言し、学校の一時閉鎖や国境封鎖などの緊急対策がとられているが、終息する見通しはない。

 AFP通信によると、WHOのマーガレット・チャン事務局長は1日、関係各国を集めて開かれた首脳会合で「我々の努力を超える早さで拡大している。状況悪化が続けば、人的被害に加え、社会経済的に甚大な影響が出る。さらに他国への拡大の恐れがある」と対策強化の必要性を訴えた。

 エボラ出血熱の流行は、今年2月ごろにギニアで確認されて以降、リベリア、シエラレオネに拡散。ナイジェリアでは先月、リベリアから来た男性が最大都市ラゴスの空港に到着後に倒れて病院で死亡した。これを受けて一部航空会社がリベリアとシエラレオネへ乗り入れる全便を運航停止にするなど混乱が広がっている。