すき家の労働実態の報告書、これ壮絶ですね。
月500時間労働、48時間連続勤務…
第三者委員会の報告書、目を疑うような話がたくさん掲載されています。
48時間勤務という信じられない話が…。
(略)2014年2月14日に従前の商品よりもオペレーションが複雑な牛すき鍋が新商品として投入された。牛すき鍋投入による現場への負荷を懸念する声が本部に十分伝わることなく、本部が牛すき鍋の仕込みに係る時間を甘く見積もって牛すき鍋投入を決定した結果、現場のオペレーションが十分機能せず、クルーや現場社員のサービス残業・長時間労働が増加し、現場は疲弊した。
さらに、同時期に、2回の大雪が降り、クルーが帰宅できず、交代するはずのクルーも出勤できない状態になった。にもかかわらず、GM等の幹部は大雪により発生した物流トラブルへの対応に追われ、店舗を一時休業するなどの措置が取られることはなかったため、中には、帰宅できないクルーが48時間勤務するといったことも多数生じた。
過労死ラインを超えた労働がまかり通っていたそうで。
2014年2月以前においても、すき家の非管理監督者社員の平均月間残業時間は多いときで約80時間、少ないときでも40時間を超えており、月間残業時間が100時間以上の社員がしばしば100名を超え、また、同100時間以上のクルーも常に数百名いる状況であった。
アルバイトに対しても過酷な労働を強いていたと、報告書には記載されています。
クルーの中には、月間労働時間が400から500時間に上る者がおり、 過重労働は、クルーにも及んでいた。実際、アルバイト用のアンケートにおいては、「断 る事が苦手な人や優しい人達などが酷いシフト状態になっているのを目の当たりに見 る。休み無し家にも帰れず車また店舗の更衣室などで寝ているのも見た。はっきり言っ て異常な光景だと思う」との回答があった。
また、クルー相談窓口には、クルーから、 「長時間労働で体力的にキツく、退職したいと5ヶ月位前からBMへ言っていたが、辞 めさせてもらえない」、「シフト運営が厳しい。特にあるCRは月間400hシフトで超過労 働だ」等との声が寄せられている。
社員の声も悲惨。これ2014年の話ですか…?
「サラリーマンの生活ではない。このまま働いていても結婚も出来ないし、まともな生活が出来ない気がする。転勤の多さもネックであった。」
「ハードワーク、睡眠不足・ストレスで倒れた。車で事故が2回、体力の限界。」
「慢性的な人手不足(MGR、クルー)の状態なのに、新店をオープンしないで欲しい」
「まったく回っていない現場があり、過労死してもおかしくないようなこの労務環境が現実にあるなかで、世界から飢餓と貧困を撲滅するため、日本一を走り続けるため、 世界一を目指すためと、新入社員の数もろくに確保できていない状況で店舗を拡大し ていくのはもはや大義ではなく驕りであると思う」
「正直言わせていただくと、労働環境かなり悪すぎです。社員全員が平等に週休2日確保及び1回転[注:店舗において、24時間連続で勤務すること]以上ないような労働環境にしてほしいと強く思います」
逮捕しないの?
すき家の運営は、法令違反であることはもとより、社員の生命、身体、精神に危険を及ぼす重大な状況に陥っていた。また、これを放置することは企業のレピュテーションを毀損し、企業価値に重大なダメージを与えうる事態でもあった。
ぼくあんまり法律詳しくないんですが、これって逮捕されないんでしょうか?人の命が危険なレベルの違反を放置していたわけで、法的な責任は強くあると思うのですが。
調べてみる感じ「過労死」ですら、逮捕、起訴されることはないそうで。
過労死事件の責任者が業務上過失致死の容疑で逮捕、起訴されたという話はまったく聞かない。
こういう深刻な法令違反は、ちゃんと責任を問うべきだと思うんでしょうけど、なんでこんなに甘い運用なんでしょ?法律詳しい方教えてください。
すき家は利用しません:投票としての消費
とりあえずぼくは、すき家を利用しません。悲惨な労働に加担することになってしまいそうですからね。そもそもチェーン店はあまり使わない(ぼくが住む高知市には、美味しくて哲学のある店が多いので)のですが、すき家に関しては意識的に避けていきます。
すき家のブラックな労働の背後には、ぼくら消費者が、すき家を選択しているという明白な事実があります。どなたが仰っていたのか失念してしまったのですが、消費というというのは「投票」の意味合いがあるんです。あなたがすき家で食事をするということは、彼らに一票を投じているということなんですね。
ぼくは、たかが仕事のために自分をぼろぼろにする人がいるのはおかしいと考えるので、現状のすき家には一票を投じません。
ぼくたち消費者は「1円でも安いもの/少しでも便利なものを買う」という態度からはそろそろ脱却すべきだとも思います。安さ重視の消費者が増えれば増えるほど、おかしな労働もまかり通っていくでしょうから。
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