解明される意識
『解明される意識』
西欧の一神教圏では「意識/自由意志とはなんぞや」が、神様との関係の根幹に関わってくるため、アジア圏では想像できないほどの大問題扱い。
そんなローカル事情についての知識と、進化心理学方面の基礎、それと哲学の素養があったほうが、読みやすいであろう科学哲学本。
(つまり、簡単に読み倒せる本じゃないんで、初心者にはおすすめしづらいのよ)
私たちの思考は<煎じつめれば>その生態学的意義はとうの昔に尽きてしまったかもしれないのに私たちの神経システムの中にいまなお配線されているもろもろの偏向に、基準を置いているのである。
意識が説明されることを恐がっている人たちがたくさんいるのは、私たちが意識の説明に成功したら私たちの道徳的方向感覚が失われてしまうだろうと恐れているからである。
デカルト主義的二元論という名の妖怪は公然と非難されて、悪魔払いまでされてしまったというのに、「カルテジアン劇場」という説得的表象のほうは私たちの周りをいまなおうろついているのである。
私たちの脳のシステムは、自然淘汰の長期的歴史や自己操作に基づく個人的再デザインの短期的歴史など、一時しのぎの場当たり的修繕の、幾重にもわたる歴史の所産なのだ。
幼いホヤは、終生の棲家にできるような適当な岩やサンゴ礁を求めて海を漂う。この探索のために幼いホヤには小さな脳が備わっている。適切な場所を見つけて根を張れば脳はもう不要になるので、ホヤはこれを食べてしまう。
~科学に佇む一行読書bot
@iida_yasuyuki マジですよ。ホヤは無脊椎動物でありながら、(脳)神経系のシステムおよび消化器の指揮系統が人間をはじめとする脊椎動物に酷似していることからも特異です。
— terrakei (@terrakei07) 2014, 8月 2.。o O( マジです。脳の維持コストが生存利益に見合わない。
RT @iida_yasuyuki: これホント!? →幼いホヤは、終生の棲家を見つけて根を張れば脳はもう不要になるのでホヤはこれを食べてしまう http://t.co/USyQrUEH1X … 『解明される意識』
— 科学に佇む一行読書 (@endBooks) 2014, 8月 2