2014年8月2日10時31分
長崎県佐世保市の県立高校1年の女子生徒(15)殺害事件で、殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)について、県の児童相談所に6月に寄せられた相談は「放っておけば人を殺しかねない」と指摘する深刻な内容だったことが、県への取材でわかった。捜査関係者によると、少女は「人を殺せるなら誰でもよかった」と供述しており、長崎地検は、少女の精神状態を詳しく調べるために鑑定留置を請求する方針だ。
県によると、県の児童相談所への相談は6月10日に電話であり、精神科医が名前を名乗り、「高校1年の少女について相談したい」と伝えた。少女の名前や住所、高校名などは明らかにしなかったが、①小学校での給食への異物混入②中学時代のネコの解剖③父親を金属バットで殴ったこと、の3点を挙げ、「このまま放っておけば、人を殺しかねない」と注意を促したという。児童相談所は、児童福祉法上の制度を説明し、精神科医に助言をしたというが、助言の内容は明らかにしていない。
結局、少女を特定する作業はされず、7月27日に事件が発覚した後、児童相談所が精神科医に確認して、少女のことだと判明。31日になって県議会文教厚生委員会で相談があったことを公表した。県幹部は1日、「県として放置していたと言われても仕方がない」との認識を示した。当時の対応に問題がなかったかを検証する。
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朝日新聞社会部
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