離島:「158」政府が命名 保全管理を強化
毎日新聞 2014年08月01日 21時21分(最終更新 08月01日 23時30分)
政府は1日、日本の領海を定める基準となっている離島の保全、管理を強化するため、沖縄県・尖閣諸島の五つの小島を含め、正式名称がなかった158の島に名前をつけた。日本の領土・領海をアピールする狙いがある。
内閣官房総合海洋政策本部のウェブサイトで公表した。国際法に基づき、満潮時でも海水面より上に出ている土地を対象に、地元自治体への聞き取りを行い、通称などを参考に決めたという。今後、国土地理院の地図や海上保安庁の海図に名称を記載する。
尖閣諸島に関しては、魚釣島から東に約6キロの南小島周辺の2島を「南東小島(なんとうこじま)」「南西小島(なんせいこじま)」、北東に約27キロの久場島周辺の3島を「東小島(ひがしこじま)」「南東小島(なんとうこじま)」「西北西小島(せいほくせいこじま)」とした。
政府は2012年にも尖閣諸島の一部の島の名称を決定し、反発した中国と非難の応酬に発展した経緯がある。菅義偉官房長官は1日の記者会見で「尖閣に限らず、離島全体を見直すということだ」と説明した。
政府関係者によると、中国政府は1日、在日中国大使館を通じて外務省に「尖閣諸島は中国固有の領土だ」と抗議した。日本側は、尖閣諸島の領有権を改めて主張し、「指摘は当たらない」と反論した。
離島に関する政府の有識者会議は6月、海洋権益を主張する周辺国の活動が活発化していることを踏まえ、離島の保全・管理を適切に実施することを政府に要請していた。【青木純】