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アマゾン、月2980円の格安スマホ参入 一気に市場拡大の可能性も

SankeiBiz 7月24日(木)8時15分配信

 インターネット通販大手、米アマゾン・コムの日本法人が国内で人気が高まりつつある格安スマートフォン(高機能携帯電話)の販売に乗り出すことが23日、分かった。分割払いの端末代金を含め、音声通話と高速データ通信「LTE」が月額2980円で利用できるスマホを8月1日に発売する。大手通信事業者の約半額でサービスを利用できる格安スマホは、大手スーパーや家電量販店などが相次いで発売に踏み切っているが、圧倒的な販売力を誇るアマゾンが本格参入することで市場が一気に拡大する可能性もでてきた。

 通販サイトを通じてアマゾンが発売するのは、韓国LG電子が開発した最新スマホ「G2ミニ」。4.7インチ液晶ディスプレーを搭載し、背面に操作ボタンを配置するなど片手でも操作しやすいのが特徴。国内で販売するのはアマゾンが最初となる。月額料金は3年目から通信料金の1560円だけになる。

 購入者に配送されるG2ミニには、仮想移動体通信事業者(MVNO)大手の日本通信の通信サービスが利用できるSIMカードが挿入されている。同社がNTTドコモのネットワークを借りて提供するもので、通信速度が毎秒最大150メガビットのLTEが利用できる。1カ月当たりのデータ量が1ギガバイトを超えると速度が毎秒200キロビットに落ちるが、月額3980円で7ギガバイト分を追加できる。

 大手携帯電話事業者は現在、自社のほとんどのスマホをSIMカードに「鍵」をかけた状態で販売し、他社のサービスが使えないようにしている。しかし、総務省の検討部会がSIMロックの解除を義務付ける方針を固めたことで、端末と通信サービスの自由な組み合わせが可能になり、割安なサービスが増えると期待されている。

 アマゾンは日本国内の動きを踏まえ、大きな成長が今後見込めると判断し、格安スマホに本格参入することにした。

最終更新:7月24日(木)12時41分

SankeiBiz

 

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