第1子の妊娠中と第2子の妊娠中の大きな違いは周りに子育て中の友達がいるかいないかということ。第1子妊娠中は孤独であった妻も,今は周りの友達のサポートもあり,なんとか妊婦生活を継続できているようです。特にこれから夏になり暑い季節。周りのサポートがなければ乗り切ることはできません。
第1子を出産した後,特に意識的に外に出なければ友達もできず,とても孤独だったはずです。幸いなことにたまたま近くに子育て支援センターがあり,そこに毎日出かけるようになり,友達がおそろしく増えた妻。
また最初に赤ちゃん会に行ったときは,「とりあえず外まで行ってみる」と言っていたので,すぐに帰ってくると思っていたのに,なかなか帰ってこない妻。どうしたんだろうと帰ってきた妻に聞くと,外にいたスタッフに無理やり中に入れられたとのこと(笑)。そこでできた初めてのママ友とは今でも交流があります。
今では街を歩いていると声をかけられ「化粧しないと外を歩けない」と嘆いておりますが,それだけ人とのつながりができたことは今までの人生ではないでしょう。
0歳児の時はアドバイスをもらう側であったのに,息子がもうすぐ3歳になり第2子も妊娠中である妻は,今度はアドバイスをする側になりました。「旅行中何を食べさせたらいいの?」と質問され,「何でも大丈夫だよ」とアドバイスした妻も,息子が0歳児の時は同じような悩みを持っていたことでしょう。初めての子育ては何も分からない中でスタートするものです。そんなことを夫婦で振り返っています。
そんな妻の経験からも人とのつながりはとても大事。それは以下の本にも書かれており,とても読みやすいのでお勧めです。
ママの心がふわりと軽くなる 子育てサプリ―そのままのあなたで大丈夫! (Como子育てBOOKS)
- 作者: 佐々木正美,松本ぷりっつ
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
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子育ての「質」を高めたいときには人間関係の「量」を増やしましょう。
子育てに自信がなくなったり,不安が強くなったりしたとき,家にこもって子どもと向き合っていても何も解決しません。育児書を読んで,「私の育て方はまちがっていたんじゃないか」と悩んでも意味はありません。
子どもを連れて,人と人との輪の中に入ってください。
(中略)
こういうことは,一見,親子関係とは何も関係がないように思えるかもしれません。でも,そんなことはないんですよ。精神的に孤立していると,わが子の悪いところばかり気になります。自分の至らないところが許せなくなります。不安が膨らみ,それを解消するために子どもに干渉したくなります。ありのままのわが子を受け止められなくなるのです。
(中略)
いい人間関係を作ってください。いつの間にか,家族の関係が変わってきます。子どもとの関係が変わります。そして,「この子はこのままでいい」「私は私のままでいい」と心から思うことができるのです。(184-187頁)
確かに人とのつながりを増やすことで自分の子供との関係は変わりますよね。また子育てだけに集中すると過干渉になり,逆に子供に悪影響を当たることもあります。そういうことにならないためにも,積極的に外へ出ていきたいものです。
さらに人と接するというのは人と「共感」する機会を増やします。そして喜びを共有することで悲しみを共有できるようになるようです。
誰かといっしょに喜びを分かち合うと,喜びはより深いものになっています。喜びを共有する体験が積み重なっていくことで,そのあとを追うように少しずつ,相手と悲しみを分かち合うことができるようになってきます。相手の悲しみを思うこと,つまり「思いやり」というのは,こうやって育っていくのです。(74頁)
私たちは「思いやり」のある子に育てたいと思いますが,それはまず喜びの共有から始まるというということです。多くの喜びを多くの人と共有すること。それが「思いやり」のある子どもを育てるために必要なことなのかもしれません。そのためにも体力的にきつい部分もありますが,子育て中の親は書を捨てて外へ出るべきですね!!ともに頑張りましょう!!