ニュース詳細
親ロシア派「自治権拡大認められるまで占拠」4月20日 6時34分
K10038774311_1404200719_1404200723.mp4
ウクライナ東部で地方政府の建物の占拠を続ける親ロシア派のデモ隊の幹部は、NHKとのインタビューに応じ、今後、ウクライナ東部で住民投票を実施して自治権の拡大が認められるまで占拠を続ける方針を明らかにしました。
ウクライナ東部の中心都市ドネツクでは今月6日、親ロシア派のデモ隊が州政府の庁舎を占拠し、アメリカやロシアなどが建物から退去を求めることで合意したあとも、占拠の解除に応じるなどの動きはありません。
19日、NHKの取材班が庁舎の中に入ったところ、玄関には机や有刺鉄線などでバリケードが築かれ、覆面姿の男たちが人の出入りを厳しく監視していました。
親ロシア派のデモ隊の幹部のデニス・プシリン氏は、この庁舎の中でNHKとのインタビューに応じ、暫定政府との対話の見通しについて「暫定政権は信頼できない。政治的権威が皆無だからだ」と否定的な考えを示しました。
そしてプシリン氏は、各地で占拠を続ける親ロシア派の武装集団やデモ隊と連携していることを明らかにしました。
そのうえで「暫定政権に勝利するまで戦いを継続したい。最後に勝つのはわれわれだ」と述べ、ウクライナ東部の3つの州で住民投票を実施して自治権の拡大が認められるまで、占拠を続ける方針を明らかにしました。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
・ ウクライナ 親ロシア派が攻勢強める (4月17日 6時35分) ・ ウクライナ 親ロシア派の強制排除求めデモ (4月15日 11時24分) |
[関連リンク] |
|