シリコンバレー=畑中徹
2014年4月11日21時44分
米グーグルは、メガネ型端末「グーグルグラス」を4月15日の1日に限り、米国で一般向けに販売すると、10日発表した。年内に本格投入が始まるという観測が高まっている。
これまではユニークな端末の使い方を提案した人や一部の開発者に限り、先行販売されていたが、多くの消費者に売られるのは今回が初めてだ。
販売は米国東部時間15日午前9時(日本時間15日午後10時)から専用サイトを通じて始まる。米国に住む18歳以上であれば、誰でも買うことができる。価格は1500ドル(約15万円)。販売台数は明らかにしていないが、限りがあるとみられている。
グーグルグラスは右目のレンズ上部に小型のディスプレーがあり、画面にネット情報が表示される。目の前の風景に道路案内などを重ねて表示できる。音声で操作する機能があり、メールの閲覧もできる。写真や動画が撮れる小型カメラが付いており、プライバシー侵害の心配があるという指摘もある。グーグルにとっては、本格的に売り出す前に、より多くの消費者に製品のことを理解してもらう狙いもありそうだ。(シリコンバレー=畑中徹)
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