パワレポ連動企画

理想のマシンを自分で作ろう 〜自作PC作例集6選〜

[最新版、PC自作の基礎知識](2)

DOS/V POWER REPORT 5月号

 自作PCの専門誌「DOS/V POWER REPORT」が総力をあげて作った入門記事、「最新PC自作の基礎知識」を10回分割(予定)で無料公開してしまう当企画の2回目は、自作PCの作例集。

 自作PCは、自由な組み合わせができる反面、あまりの自由さゆえに面食らってしまう入門者・再入門者も多いはず。まずは作例集を参考とし、次回から掲載するパーツの選び方で自分のこだわりを反映する、というのもよいだろう。

 なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 5月号は本日28日(金)発売。

 50ページにも及ぶ当特集では、パーツの選び方や構成例、組み立て手順、UEFIの設定やWindowsインストールまでカバーしている(目次はこちら)。特集記事のほか、様々なパーツの詳細レビューや徹底分析、そして「改造バカ一台」などの爆笑記事まで、様々な内容が満載だ。


- DOS/V POWER REPORT 2014年5月号 Special Edition -


作例1:[性能重視]3年安心して使えるメインPC

性能、耐久性、さらに保証期間についても十分吟味したパーツで構成されている。清掃や将来的なパーツ交換のやりやすさも考慮し、メンテナンス性も高い

 最低3年間は陳腐化しないだけの性能を備えるだけでなく、耐久性とメンテナンス性も重視してパーツを選択。いざというときの保証期間にまで気を配ることで、安心して使える自作PCを目指した。やや高価な感があるが、各部にセンサーを備え、温度を随時モニタリング可能など、自作PCならではの魅力にあふれる。拡張性も高く、長く付き合える1台だ。

カテゴリー 製品名 実売価格
CPU Intel Core i7-4770K(3.5GHz) 36,000円前後
マザーボード ASUSTeK SABERTOOTH Z87(Intel Z87) 30,000円前後
メモリ CFD販売 CFD ELIXIR W3U1600HQ-4G(PC3-12800 DDR3 SDRAM 4GB×2) 9,500円前後
ビデオカード Sapphire TOXIC R9 270X 2G GDDR5 PCI-E DVI-I/DVI-D/HDMI/DP WITH BOOST(UEFI)(AMD Radeon R9 270X) 33,000円前後
SSD Samsung SSD 840 EVO MZ-7TE250B/IT(Serial ATA 3.0、TLC、250GB) 16,000円前後
HDD Western Digital WD Red WD30EFRX(Serial ATA 3.0、5,400rpm、3TB) 15,000円前後
Blu-ray Discドライブ LG Electronics BH14NS48(BD-R書き込み14倍速) 7,000円前後
PCケース Fractal Design Define R4(ATX) 11,000円前後
電源ユニット Sea Sonic Electronics Xseries XP2 SS-660XP2(660W、80PLUS Platinum) 20,000円前後
CPUクーラーサイズ MUGEN4 4,500円前後
ケースファン Fractal Design Silent Series R2 140mm(1,000rpm、14cm角) 2,000円前後
合計184,000円前後

作例2:[性能重視]やり過ぎない感じのちょい上ゲームマシン

正面から見て左側にマザーボードやビデオカードを、右側に電源やストレージ類を設置するというユニークなケースを採用。CPUは簡易水冷クーラーで冷却している

 フルHD(1,920×1,080ドット)よりも解像度の高いWQHD(2,560×1,440ドット)液晶ディスプレイでのプレイを想定したゲームPCだ。最新のWindows 8.1でサポートされたゲーム向けAPI「DirectX 11.2」にも対応したGPU「Radeon R9280X」を搭載した高性能なビデオカードを組み込んでおり、将来性も重視したマシンに仕上がっている。

カテゴリー 製品名 実売価格
CPU Intel Core i7-4770K(3.5GHz) 36,000円前後
マザーボード ASRock Fatal1ty Z87 Killer(Intel Z87) 17,000円前後
メモリ サンマックス・テクノロジーズ SMD-8G28NVLP-16K-D(PC3-12800 DDR3 SDRAM 4GB×2) 10,000円前後
ビデオカード MSI R9 280X Twin Frozr 4S OC(AMD Radeon R9 280X) 37,000円前後
SSD PLDS PLEXTOR SSD M5 Pro PX-512M5P(Serial ATA 3.0、MLC、512GB) 45,000円前後
PCケース Corsair Components Carbide Air 540 High Airflow ATX Cube Case(ATX) 15,000円前後
電源ユニット 玄人志向 KRPW-PS700W/88+(700W、80PLUS Silver) 8,500円前後
CPUクーラー Corsair Components Hydro H110 280mm Extreme Performance Liquid CPU Cooler 14,000円前後
サウンドカード Creative Sound Blaster ZxR 25,000円前後
合計207,500円前後

作例3:[小型にこだわる]Haswellでキメる攻めの静音PC

マザーボードはMini-ITX対応だが、内部のエアフロー(空気の流れ)に余裕を持たせるためにあえてワンサイズ大きなmicroATXケースを使用している

 開発コードネーム「Haswell」こと第4世代Coreシリーズは省電力性が高いのが特徴の一つだが、それを活かしたのがこのマシン。暖められた空気は上に上るという性質を利用したケースやACアダプタ電源を採用。マザーボードやケースファンに綿密なセッティングを施すことで、ほぼ無音でありながらCPU温度50℃以下を実現した。

カテゴリー 製品名 実売価格
CPU Intel Core i7-4770T(2.5GHz、バルク版) 33,000円前後
マザーボード ASRock Z87E-ITX(Intel Z87) 18,000円前後
メモリ センチュリーマイクロ CAK4GX2-D3U1600(PC3-12800 DDR3 SDRAM 4GB×2) 14,000円前後
SSD PLDS PLEXTOR SSD M5M PX-256M5M(mSATA[Serial ATA 3.0]、MLC 、256GB) 23,000円前後
PCケース SilverStone Fortress SST-FT03S(microATX) 18,000円前後
ACアダプタ電源 アビー AC150-AP04AA(150W) 10,000円前後
ケースファン(天板) サイズ KAZE-JYUNI SY1225SL12SL(12cm角) 1,000円前後
ケースファン(底面) SilverStone Air Penetrator SST-AP121(12cm角) 1,600円前後
CPUクーラー SilverStone Nitrogon SST-NT06-PRO 7,000円前後
合計125,600円前後

作例4:[小型にこだわる]TUFマザーをベースとした堅牢・静音PC

見た目も重視して選んだこのケースにはメッシュ状の通気口が多数あいており、風通しがよいのもポイント

 microATX対応の小型ボディに、5年間トラブルなく使えることを目標にセレクトしたパーツを詰め込んだマシン。マザーボードの「GRYPHONZ87」にオプションパーツを取り付け、堅牢性アップと基板全体の温度低下を狙った。また、HDD 2台でRAID 1を構築し、データ保護にも配慮。さらに低温ではファンが回らない電源により、静音性も高い。

カテゴリー 製品名 実売価格
CPU Intel Core i5-4670(3.4GHz) 24,000円前後
マザーボード ASUSTeK GRYPHON Z87(Intel Z87) 19,000円前後
マザーボード別売りキット ASUSTeK GRYPHON ARMOR KIT 5,000円前後
メモリ CFD販売 CFD ELIXIR W3U1600HQ-4G(PC3-12800 DDR3 SDRAM 4GB×2) 9,500円前後
SSD Samsung 840 PRO MZ-7PD256B/IT(Serial ATA 3.0、MLC、256GB) 21,000円前後
HDD Western Digital WD Green WD20EZRX(Serial ATA 3.0、5,400rpm、2TB)×2 17,000円前後
PCケース BitFenix PHENOM-M White(microATX) 10,000円前後
電源ユニット Corsair Components RM550(550W、80PLUS Gold) 14,000円前後
CPUクーラー サイズ 兜2 3,500円前後
合計123,000円前後

作例5:[安い!速い!]拡張志向の低価格ベースマシン

最初は中身がスカスカだが、HDDやビデオカードを追加したり、CPUクーラーを交換したり、比較的低コストで何度も自作が楽しめる

 将来的にパーツを追加・拡張していくことを前提に作成したベースマシン。PCケースとマザーボードはミドルレンジクラスのものを選んでおり、長期間にわたって少しずつパワーアップしていくという、育てる楽しさが味わえる。初期投資を低く抑えることができるため、限られたお小づかいでやりくりしなくてはならない方にもオススメのマシンだ。

カテゴリー 製品名 実売価格
CPU Intel Pentium G3420(3.2GHz) 7,000円前後
マザーボード ASRock Fatal1ty H87 Performance(Intel H87) 10,000円前後
メモリ CFD販売 CFD ELIXIR W3U1600HQ-2G(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×2) 5,500円前後
SSD Samsung SSD 840 EVO MZ-7TE250B/IT(Serial ATA 3.0、TLC、250GB) 16,000円前後
PCケース Corsair Components Carbide 330R Quiet Mid-Tower Case(ExtendedATX) 10,000円前後
電源ユニット サイズ 剛力Nakedプラグイン SPGRN-500(P)(500W、80PLUS Bronze) 6,500円前後
合計55,000円前後

作例6:[安い!速い!]イマドキ低価格コンパクトマシン

小ぶりなmicroATXケースだが、300Wの小型電源を使っているため内部スペースにも比較的余裕がある

すべて1万円以下のパーツで構成された低価格マシンではあるが、Core 2 Duoなど、6、7年前のパーツで作成したマシンと比較すると2、3倍の性能を持っている。ローエンドのマザーボードであっても、メーカー独自のユーティリティは上位モデルと同等であることを利用し、温度に応じて各種ファンをコントロールすることで高い静音性を実現できている。

カテゴリー 製品名 実売価格
CPU Intel Pentium G3220(3GHz) 6,500円前後
マザーボード ASUSTeK B85M-E(Intel B85) 9,500円前後
メモリ Novax Technologies UMAX Cetus DCDDR3-8GB-1333(PC3-10600 DDR3 SDRAM 4GB×2) 8,500円前後
SSD A-DATA Technology Premier Pro SP900 ASP900S3-128GM-C-7MM(Serial ATA 3.0、MLC、128GB) 8,500円前後
PCケース SilverStone Precision SST-PS08B(microATX) 5,500円前後
電源ユニット SilverStone SST-ST30SF(300W、80PLUS Bronze) 7,000円前後
CPUクーラー サイズ Shuriken リビジョンB 2,500円前後
合計48,000円前後

【自作プランとともに組み立て手順を掲載!】

[10万円スタンダードPC]
[小型PC]

 本特集ではこのほか、自作プランを新たに2例作成し、組み立て手順とともに紹介している。一つは10万円という予算内でバランスを取ったATXマシン、もう1台はMini-ITXケースを用いた小型マシンだ。

 どちらもスタンダードなパーツを用いており、その手順は多くのユーザーの参考になるはずだ。

(注:本Special Editionでも後日掲載予定です)

【PCパーツはどこで買えばよい?】

■初めての自作ならショップを訪れるのがお勧め

 PCパーツを購入すること自体は難しいことではない。繁華街や街道沿いにある量販店の多くでPCパーツは売られているし、東京・秋葉原や大阪・日本橋などに足を運べばPCパーツショップがいくつも見付かる。店頭ではマザーボードやPCケースなどが展示されていることも多く、スペックに書いてあるだけでは分からない細部を観察したり、専門店イチオシの製品をチェックしたりすることができるだろう。実際のPCパーツショップの場所は本誌巻末の「全国Shopガイド」を参照してほしい。

 専門店は通販にも力を入れているため、欲しいパーツの目星が付いているなら時間や場所を問わず購入できる通販もオススメだ。競争が激しく特価品も見付けやすいが、パーツ同士の相性など、トラブル発生時に店頭に持ち込める実店舗にはどうしてもサポートの面で劣る。

【パーツに関する情報を入手するには】

■情報の集まる場所はココだ!

 購入前の情報収集にも、どこで購入するかの調査にも役立つのが右で紹介しているニュースサイトやWebサービスだ。秋葉原のPCショップ店頭にはほぼ毎日新製品が登場しており、それをいち早くキャッチし、ニュースとして提供しているのが「AKIBA PC Hotline!」 だ。秋葉原に限らず、ショップを訪れる前の予習としてぜひ目を通しておきたい。また、ショップ側からの情報発信で盛んに利用されているのが「Twitter」だ。開店前にその日の新製品や特価品情報をつぶやくショップも多く、移動中にスマートホンでチェックするのがお勧め。

 通販派に限らず利用したいのが「Coneco.net」だ。詳細なスペック検索で購入候補を絞り込んでいったり、最安値の推移をチェックしたり、まだ店頭にも並んでいない新規登録された製品情報を調べたり、さまざまに活用できるはずだ。

【フォローしたいお勧めショップアカウント】
●BUYMORE 秋葉原本店
@TThonten
●sofmap(ソフマップ)リユース総合館
@sofmap_reuse
●Tsukumo_eX.
@Tsukumo_eX
●ドスパラパーツ館
@dospara_parts


〜次回、[パーツの選び方:CPU/マザー編]に続く(29日掲載予定)〜


DOS/V POWER REPORT 5月号発売中】

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(AKIBA PC Hotline!編集部)