最近、ヘアカラーの色落ちが早い。もちが悪い。早く色が抜ける。
よくそのようなお声をいただくのが、5月前後と9月前後、そして12月前後です。
そして毎年ある時期になると色が抜けやすくなる、色落ちが早いという傾向がある方がいらっしゃいましたら、以下のことに注意してみてください。
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5月前後に上記のようになり始める方
- 考えられる原因の1つ目は紫外線です。外に出ることが多い方は日焼け止め成分の入ったスタイリング剤を使ったり、帽子などを被ってみてください。
- 考えられる原因の2つ目は乾かし不足です。急に暑くなってきてしっかり髪を乾かさなくなったりしたことはありませんか?そんな方は少しいつもより軽めにカットしてみましょう。それと、この時期はお風呂から上がったら肩にタオルを載せて、髪をそのタオル上に綺麗に梳かして5~10分置きましょう。本当は髪はすぐに乾かした方がいいのですが、生乾きになるよりはマシ。自然乾燥で少し乾かしてからしっかりドライヤーで乾かすのも、この時期なら「アリ」な手です。
- そして考えられる原因の最後が水道水への塩素投入量です。熱帯魚の飼育サイトなどをみると散見されるのですが、どうも梅雨の頃から水道水への塩素の投入量を増やすらしいです。これに対処する方法はシャワーヘッドを塩素を取り除くタイプのものに変えるしかありませんが、髪をすごく大切にしたいという方は、試してみる価値があります。
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9月に上記のようになり始める方
- 考えられる原因の1つ目は夏の間に受けた紫外線のダメージが出てきたことです。屋外でスポーツをしたり、バーベキューをしませんでしたか?上記にもあるように日焼け止めのスタイリング剤か帽子などで対処するといいです。
- 次に考えられる原因は海水によるダメージです。「海に入って髪が濡れた後、しばらく浜でのんびりして、髪が乾いて…」というのを10回ほど繰り返すと、ブリーチ1回分のダメージになるそうです。塩分濃度が海水と同じ塩水に髪をつけて乾かしてというのを10回した髪の電子顕微鏡写真を見たことがあるのですが、髪の中で結晶化してしまった塩分の結晶が髪を突き破って出てきていました。海に入るときはなるべく髪をつけないようにするのと、もし髪を海水で濡らしてしまったら乾いて塩分が結晶化しないうちに、真水で塩分が残らないように洗い流しましょう。
- 最後に考えられる原因はクーラーなどのエアコンです。冬の温かい風に比べたら「大丈夫かな?」と思いがちですが、オフィスなどで一日中乾燥した風をあびると、どうしてもダメージに繋がってしまいます。髪の水分が飛ばないようにシアバターなどの油分を髪につけたりしてみてください。
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12月に上記のようになり始める方
- 考えられる一番の原因は暖房です。髪のダメージの第一段階は乾燥だといわれています。放っておくとヒドイダメージに繋がります。まずは①乾燥を防ぐために加湿器を置く。②油性の(特にシリコンなどがあまり入っていないシアバターのようなもの)スタイリング剤を使う。そして③暖房の風邪が直接こない場所にいるとういう対処をしてみてください。
- 次に考えられる原因は乾かし不足です。お風呂場が寒い方に多いのですが、早く温かい部屋に行きたいがために乾かすのを途中で止めてしまっていませんか?「残りは暖房の風邪でw」などと考えずにしっかりと乾かしてください。もしお風呂場が寒いようでしたら小さな暖房器具が、最近では格安で売られています。お風呂場専用に置いてみてはいかがでしょうか?
- 最後に1月くらいから特に傷むという方は、雪が原因のことがあります。長岡だと朝いちで駐車場の除雪をして、会社で駐車場の除雪をして、買い物が長くなった後は車に積もった雪を取り除く…そして帰宅したら除雪…と何度も何度も除雪のために傘をささずに髪を濡らす結果になったりします。なるべく帽子や富士笠wを被って髪が濡れないようにしてください。