台湾人元慰安婦の記録映画、プレミア上映 「歴史の傷忘れるなかれ」

【社会】 2013/09/29 14:13 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾人元慰安婦の記録映画、プレミア上映  「歴史の傷忘れるなかれ」

(台北 29日 中央社)台湾の元従軍慰安婦6人の晩年を描いた記録映画「蘆葦之歌」(Song of the Reed/葦の歌)が28日、台北でプレミア上映された。日本からはるばる訪れた慰安婦支援団体も出席する中、「この歳になってもう何も怖くない」、「無視されがちで忘れられてはいけないこの歴史の傷をより多くの若者に知ってほしい」とイベントに出席した出演者らが心境を述べた。

映画では6人がカウンセラーらの協力によってどのようにして慰安婦としての過去から立ち直り、自分を受け入れたかのプロセスが描かれ、主人公たちが卒業服やウェディングドレスを身にまとったり、一日警察官、一日客室乗務員を務めたりするなど青春時代の夢をかなえる様子が映し出される。3年がかりで同映画を完成させた監督は「撮影したシーンの全ては奇跡としか言いようがない」と苦労をふり返った。

「蘆葦之歌」は長さ76分、プレミア公開後、10月12日から11月1日にかけて台中、花蓮、台南、台北でそれぞれ1回ずつ無料巡回上映が行われる。

今年8月の時点で平均年齢88歳の主人公6人のうち4人は映画の編集期間中に相次いで亡くなっている。

【 写真 】:イベントに出席した出演者の1人、陳蓮花さん(左2)が日本の支援団体と記念撮影

(魏紜鈴/編集:荘麗玲)