「ナチス!高須クリニック」
エストニアに住み始めてから丸2年が経ちました。いやーすっかり日本の事情については浦島太郎状態になっています。いくらインターネットで瞬時に日本の情報にアクセスできるといっても、その地に住んでいるのといないのではやはり感覚が全然違いますねえ。日本にお住まいのみなさんも、いくらネットですぐに情報を手に入れられるといってもアメリカやヨーロッパのニュースはそんなに身近に感じないはずです。それの逆バージョンといったところでしょうか。
そんな中、先月からツイッターの利用を再開したのですが、久々にタイムラインを覗くうちに気づいたのが、高須クリニックの院長・高須克弥がすっかり日本版オルトライトのドンと化していることでした。
ま、高須院長といえば数年前からナチス擁護、というかほとんど礼賛しているような発言や、ホロコーストを否認するようなことを言っていましたけどね。
そのあたりを踏まえて、高須クリニックのコピーをもじって
などと揶揄するツイートをしてみたら、結構たくさん拡散されましてねー。
そのうちに高須院長本人からも反応があって、
ですって。へぇ~。
もちろん院長には訴訟を起こす権利があるわけですから、もしもわたしが訴えられたらもちろん受けて立ちますよ。 堂々と法廷で決着をつけましょう。
医療従事者がナチス礼賛なんてとんでもない
おそらく今回の高須ナチス騒動を受けてだと思いますが、精神科医の香山リカが次のようなツイートをしています。
わたしがここでわざわざ説明しなくても、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所にてユダヤ人収容者に様々な人体実験を施したのちに殺害した医師、「死の天使」ことヨーゼフ・メンゲレのことはみなさんご存じでしょう。
医学界が二度とこのような惨劇を繰り返さないようにと、研究目的の医療行為についての原則「ニュルンベルク綱領」が戦後になってつくられています。
というか、高須院長にとってはこんなことはどう考えても釈迦に説法なはずなんですけどね。医学生の頃にきっちり教わったはずではないかと思うんですが。
とにかく、有名クリニックの院長でセレブリティでTVにも度々登場し、大学医学部の客員教授まで努めている著名な医師がネット上で軽々しくナチスを賛美する発言を繰り返している、というのはシャレになりません。高須院長は一刻も早くツイッター上でのナチス礼賛発言を撤回し、ホロコースト犠牲者に謝罪すべきだと思います。
高須発言を世界からバッシングしてもらおう
と思っていたら、すでに高須発言の世界への拡散が始まっていますね。
ま、高須院長もいろいろなTV番組のスポンサーをやっていてマスコミからの批判も受けにくいためか、かなり調子に乗っている感じがします。ここらで国際的に盛大に批判されてもいいかもしれませんね。繰り返しになりますがナチス礼賛発言の数々については早急に撤回することをおすすめしますよ、高須さん。