2017年10月6日(金)

学校バス、市民の足に 行方市、来月から1年間

空き時間活用 麻生庁舎-病院結ぶ

11月から試験運行が始まる行方市営路線バス
11月から試験運行が始まる行方市営路線バス

行方市は4日、11月1日から1年間、スクールバスを空き時間に活用する新規路線バス「行方市営路線バス」の試験運行をすると発表した。同市麻生の市役所麻生庁舎と同市井上藤井の土浦協同病院なめがた地域医療センターを結ぶ路線を1日3往復6便が走る。主に霞ケ浦沿いの国道355号線を走り、停留所は26カ所。500円の1日乗車券を運転手から購入し、1日何回でも乗降できる。

市によると、同庁舎から同医療センターまでの所要時間は40分弱。運行ルート周辺には、日帰り入浴施設「あそう温泉・白帆の湯」や「天王崎公園」などがあり、同バス利用者による施設利用も想定している。停留所は▽天王崎観光交流センター・コテラス▽熊野神社▽橋門八坂神社▽行方郵便局前▽荒宿▽井上などがある。

新規路線バスに使う車両は、市立麻生小学校でスクールバスとして使用されているもので、登校時と下校時の間の時間帯に活用する。

市は地域住民の協力がなければ、持続可能な公共交通の実現はできないとして利用を呼び掛ける。

同市内では、すでに鹿嶋、潮来両市と連携した広域連携バス「鹿行北浦ライン」や、土浦方面とをつなぐ「霞ケ浦広域バス」、新鉾田駅と玉造地区を結ぶ「かしてつバス」が走っており、今回の新規路線バスとの乗り継ぎによって、広域的な移動が可能となる。12月には「潮来-行方バス」の開通も予定されている。(三次豪)

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