消費者の買い物意欲示す指数 4か月連続で前月上回る

消費者の買い物意欲示す指数 4か月連続で前月上回る
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消費者の買い物への意欲などを示す、先月の消費者態度指数は4か月連続で前の月を上回り、内閣府は消費者心理は「持ち直している」としています。
内閣府は、全国の8400世帯を対象に、向こう半年間の暮らし向きなどを聞いて、買い物への意欲が高まりそうかどうかを毎月調べ、消費者態度指数として発表しています。

それによりますと、先月の指数は1人暮らしを除いた世帯で43.9となり、前の月を0.7ポイント上回りました。消費者態度指数が前の月を上回るのは4か月連続です。

これについて、内閣府は雇用環境の改善が続き、収入も安定的に増えていくという見方が強まっているためではないかと分析しています。

こうしたことから、内閣府は消費者心理についての基調判断を、これまでの「持ち直しの動きが見られる」から「持ち直している」に引き上げました。判断の上方修正は2か月ぶりです。

一方、1年後の物価の見通しについての調査では「上昇する」と答えた世帯が71.5%と、前の月を2.2ポイント下回ったものの、高い水準が続いています。