今夏は全国的に厳しい暑さに 早い時期から熱中症に注意

今夏は全国的に厳しい暑さに 早い時期から熱中症に注意
気象庁の長期予報によりますと、ことしの夏は全国的に平年よりも気温が高く、暑い夏になると予想されています。
気象庁は24日、来月からの3か月予報と6月から8月にかけてのことしの夏の予報を発表しました。それによりますと、来月からの3か月は、大気全体の温度が高い状態が続くうえ、西日本や沖縄・奄美を中心に移動性高気圧に覆われやすい状態が続く見込みです。

来月の気温は北日本で平年並か平年より高く、東日本と西日本、それに沖縄・奄美でほぼ平年並、4月は全国的にほぼ平年並、5月は西日本と沖縄・奄美で平年より高く、北日本と東日本で平年並か平年より高い見込みです。

また、降水量は来月が北日本と、東日本の日本海側でほぼ平年並、東日本の太平洋側と、西日本と沖縄・奄美で平年並か平年より少なく4月は北日本と東日本、沖縄・奄美でほぼ平年並、西日本で平年並か平年より少なく、5月は全国的にほぼ平年並の見込みです。

また、6月から8月にかけては偏西風が平年よりも北を通り、チベット高気圧や太平洋高気圧の勢力が強まって全国的に暖かい空気に覆われやすく、気温は平年より高くなる見込みです。また、梅雨の時期の降水量は、全国的にほぼ平年並と予想されています。

気象庁気候情報課の竹川元章予報官は「ことしの夏は厳しい暑さが予想されるほか、5月ごろから気温が高くなる見込みなので、早い時期から熱中症には注意してほしい」と話しています。