誰かが言った。IRは文学であると。
さらに誰かが言った、
企業は小宇宙であり、IRはそれを覗き込む窓だと。
クソ企業の窓覗いてみ?ぐっちゃんぐっちゃんだから。生活感あふれてるからと。
色んな意味で震えるIRを独断と偏見で紹介する「このIRがすごい!
年を追うごとに紹介したいIRが増えていく病気に悩んでおります
「星の数=心が震えた度合」となっております。


アークン
顧客情報(個人情報を含む)に関する恐喝未遂事件への対応について
(2016/01/12)

受賞記事
<寸評>
情報セキュリティ屋が不正アクセスされた上に恐喝される。
この一文だけでゾクゾクします。まあ、
お口アークンですけど。
本当に情報セキュリティ屋なのか?セキュリティソフトを輸入販売しているだけじゃないのか?
情報漏洩といえばクオカード500円の謝罪がもはやジャパニーズスタンダード。


★★日本通信
業績予想の修正に関するお知らせ(2016/01/22)
日本通信、グローバル展開への布石完了(2016/04/19)

受賞記事1
受賞記事2 <寸評>
このIRがすごい!の常連さんは2016年も安定の
IR芸

「VAIO Phoneは売れませんでした」というだけの話を長々と語ってみたり、何か新しいことを始める話を布石完了と仰々しくしてみたり。
これぞ
IR芸の真髄。
ただし、会社の業績は不安定。安定しているのはIR芸だけ。というのが市場参加者の共通認識。


★★★AppBank
応援してくれている皆様へ。こんなに遅い時間ではありますが、マックスむらいです。(twitter 2016/02/07)
12月19日に公開したiPhoneケースの制作企画動画について(YouTube 2016/12/20)

受賞記事1受賞記事2<寸評>
マックスむらいさん、商品のリリースとかどうでも良い発表は正式なIR、後ろ向きな発表は正式なIRでやらないスタイルを確立。
ライブ感を大切にしつつも最後はグダグダな感じで終了する流れは見世物としては面白いけど市場参加者には良い迷惑。



★★ロジコム
第三者割当による新株式の発行、株式会社ダヴィンチ・ホールディングス株式の取得及び資本業務提携並びに主要株主の異動に関するお知らせ(
2016/02/22)

受賞記事
<寸評>
懐かしくて懐かしくて震える。旧ヘラクレス市場の看板銘柄、ダヴィンチ・ホールディングス。
ロジコムのIRにより封印(上場廃止)されたクソ株が適時開示情報に蘇った。
まだ生きていたんだ。とっくに荼毘に付していたと思っていたよ。


★★★JIG-SAW(ジグソー)
当社の成長性についての資料2016(2016/02/12)
1Q決算後の株価の推移について(2016/05/17)

受賞記事1受賞記事2<寸評>
会社の成長以上に株価対策に命をかけているように見えなくもないJIG-SAW(ジグソー)。
成長資料に流行の単語を本当に全て詰め込んでしまった上に
時価総額5000億円を通過点とするなんて言ってしまいました。
ウェイウェイな市場参加者がと高い高いしちゃって、売上予想2億円のジグソーは一時時価総額が1000億超に。
その後お約束どおり弾けて株価急落。社長自らIRで忸怩たる思いを語る姿は実に趣深い光景でした。
ところでジグソーの社名にクソ株の「クソ」が入っちゃってますが、その点は気にならないのでしょうか。


東海汽船
船舶の海洋生物との衝突事故についてのお詫びとお知らせ(2016/02/08)

受賞記事<寸評>
リアル「黒塗りの高級車に衝突」案件。
離島だらけの日本に高速船は必須。対策は無理ゲーに等しいのかもしれません。
なお、衝突されたクジラに対してはお詫び無し。


★★★★★王将フードサービス
第三者委員会からの調査報告書受領に関するお知らせ(2016/03/29)

受賞記事<寸評>
反社だけど反社じゃないまっくろくろすけなお話。
グループBと手を切ろうとした前社長が殺されて、他の役員たちは命取られたくないからだんまりを決め込んだ経緯が語られております。
「第三者委員会の調査報告書をご覧いただきましたとおり、当社が反社会的勢力との関係がないということは十分ご理解いただけたものと存じます」
いえいえ、どう見ても真っ黒焦げです。ありがとうございました。


データセクション
日経ヴェリタス「 AI 革命 勝ち組探せ」掲載のお知らせ(2016/04/25)

受賞記事
<寸評>
なんでもないようなことが幸せだったと思ちゃった件をプレスリリースにしちゃいました。
社内向けに「掲載されました」って回覧板するレベルの話です。
重要情報と些細な情報が所属すべきセクションがわからないデータセクションの中の人最高。

ぜひ「市況かぶ全力2階建に掲載のお知らせ」もお願い致します。



★★★アキュセラ・インクとSBIホールディングス北尾吉孝さん
ドライ型加齢黄斑変性治療薬候補「エミクススタト塩酸塩」の臨床第 2b/3 相試験におけるトップラインデータについてSEATTLE 試験の主要評価項目において地図状萎縮病変の進行抑制に差が認められず(2016/05/26)
大量保有報告書 SBIインベストメントなど アキュセラ・インクの合計保有割合22.3%(+1.23%)(2016/06/07)
大量保有報告書 SBIインベストメントなど アキュセラ・インクの合計保有割合35.01%(+2.65%)(2016/06/27)

受賞記事1
受賞記事2 受賞記事3
<寸評>
論語大好きSBIホールディングス北尾吉孝さんが必死に買い煽りに励んだ創薬ベンチャー盛大にコケるの巻。
個人投資家がやったら捕まるやつに思えて仕方ありませんが、その後の怒りの買い増しは圧巻でした。
誰ですか、胡散臭い奴ほど道徳を説くなんて言っているのは。
その後、アキュセラ・インクは
暴落の歴史を綺麗さっぱり消し去って、窪田製薬ホールディングスとして生まれ変わりました。
また
北尾吉孝さん買い煽りに励む日々が始まりそうです。
00a


★★ソニー
セグメント及びカテゴリー変更について(2015年度第3四半期連結業績概要 2016/01/29)
セグメント及びカテゴリー変更について(2015年度連結業績概要及び2016年度連結業績見通し 2016/05/24)

受賞記事1

受賞記事2
<寸評>
ソニーのセグメントを始めて記事にしたのが2012年。その後2回の変更をはさんで2016年は2回の変更。
中の人セグメントを弄るの好き過ぎでしょ。
組織図が頻繁に変わるのはダメな企業の典型?
数字の連続性がなくなるからソニーの実態はもう誰にもわからない?
滅多なことを言うもんじゃないですよ。


★★★スズキ

国土交通省の燃費・排出ガス試験に係る確認試験結果について(2016/08/30)

受賞記事1
受賞記事2
<寸評>
逆偽装はむしろ好感度も株も上がる。
測定方法は不正だが燃費の偽装ではなかったから不正は不正。
でも三菱自動車みたいに顧客や株主を自社の都合よく欺いたわけではない。
どちらもキチンと仕事してないことは確かだけど、スズキの方が良心的でした。



★★夢真ホールディングス

子会社の設立に関するお知らせ(2016/05/20)

受賞記事<寸評>
大量の求人情報でお馴染みの夢真ホールディングス。
事業空っぽーのほうがー夢詰め込めーるー♪」という訳かどうかは知りませんが子会社設立に流行の単語を詰め込んじゃいました。
とにかく株価が上がれば「ちゃーらーへっちゃらー
」という感じでしょうか。
二度見しましたがと水素水とSTAP細胞は入っていなかったです。


★★
日本銀行
大量保有報告書 日本銀行 REIT(2016/05/19)

受賞記事
<寸評>
事業内容は中央銀行。保有目的が金融政策。代表者は黒田東彦。格好良すぎ。
大量保有したこれをどうやって売るのかって?出口戦略なんて無いのかもしれませんよ。
ぜんぜんわからない、黒田日銀も雰囲気でREITを買っている。


★★★★★フィット
平成28年3月期(第8期)決算短信発表の延期に関するお知らせ(2016/05/11)
第三者調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ(2016/06/25)
通期業績予想の修正に関するお知らせ(2016/06/25)

受賞記事1
受賞記事2
<寸評>
四季報にも【わずか3ヶ月】と書かれる上場ゴールの新生フィット。
3ヶ月で
決算発表の延期、第三者調査委員会の設置 、株主総会の延期 、第三者調査委員会の調査完了、業績下方修正を達成。
東芝みたいにチャレンジして架空売上をフィットさせたようです。
こんな会社を上場させた幹事証券はどこだよ。
アキュセラ・インクで活躍した北尾吉孝さんの
SBIホールディングスでした。さすがやでほんまに。


★★Oakキャピタル
当社投資先企業である株式会社ホットリンク(東証M 3680)が実施する中国最大手のネット企業テンセント社(時価総額22兆円)との協業に関するお知らせ(2016/06/07)

受賞記事<寸評>
クソ株専門投資会社Oakキャピタルが人(投資先)の褌(中国のIT企業と協業)にフリル(時価総額22兆円)をつけて相撲(一緒に株価上昇)を取られました。
節操が無いけど株式市場と当サイトにネタを提供してくれるこの姿勢、嫌いじゃないです。


★★★
ネクシィーズ
一部報道に対する対応について~ 警視庁が告訴状を受理 ~(2016/06/10)

受賞記事<寸評>
文春砲を被弾したネクシィーズの近藤太香巳社長が告訴状で反撃。
近くで騒いでいた当サイトにも削除要請の流れ弾。
みんなが忘れかけた頃に火に油を注ぎになられました。
近藤太香巳さんが勝訴を勝ち取った暁には、謝罪文とVやねんネクシィーズの記事を掲載予定。
頑張れ週刊文春。


(このIRがすごい!上場企業2016(後編)につづく)