[PR]

 ロシアが米大統領選にサイバー攻撃で介入したと指摘される問題で、米CNNなどは28日、オバマ政権が近くロシア側への報復策を発表する方針だと伝えた。サイバー攻撃への関与を疑う個人を標的にした新たな経済制裁や外交的措置に加え、サイバー作戦とみられる手法も公表しない形で検討されているという。

 CNNなどによると、報復策は数カ月間、内部で検討されてきた。大統領選への介入に関連して外国政府関係者への制裁を発動すれば、異例の措置となる。

 この問題では、大統領選中に民主党候補クリントン氏の陣営がハッキング被害に遭い、大量のメールが暴露された。オバマ政権は、ロシアが国家としてトランプ氏の当選を狙って攻撃を仕掛けたとみている。オバマ氏は今月の会見でプーチン大統領を名指しし、関与した可能性を指摘した。

 オバマ大統領の任期終了は来月20日に迫っている。ワシントン・ポストによると、トランプ次期政権下でも容易に覆されない形の報復策が検討されている。

 また、オバマ氏は情報機関に対…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら

こんなニュースも