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 私が大統領選に「再出馬」していたらトランプ氏に勝てていた――。オバマ米大統領の発言に、トランプ次期大統領が猛反発している。スムーズで「平和的」な政権移行を約束した両者だが、選挙期間中の批判のしこりや、オバマ氏が推進してきた政策をことごとく否定するトランプ氏の言動が尾を引いている。

 オバマ氏は、26日に公開されたインタビューで「もし私が再び出馬していたら、米国民の大多数を結束して動員できたという自信がある」と自身が再出馬していれば、トランプ氏に勝利できたと主張した。

 これに対し、トランプ氏は同日、ツイッターに「オバマ大統領が私に勝てたと思っていると発言した。何をバカなことを言っているんだ」と投稿。すぐさま反論した。

 マサチューセッツ大などが選挙戦中の9月、若者を対象にした世論調査では「トランプ氏より、オバマ大統領に続けてほしい」が66%を占めた。また「クリントン氏より、オバマ大統領に続けてほしい」との回答も51%を占めていた。(ホノルル=佐藤武嗣)