topimage

2016-12

未来のために・・ - 2016.12.17 Sat

 私の住む場所のすぐ南隣には山陽新幹線が通っており、東側には一級河川がある。
一級河川とはいってもそれほど川幅は広くない。
この川を新幹線がまたいでいるわけだが、川の中には1本の橋脚がある。
数年前から、この付近の陸上の橋脚についてはずっと補強工事がされてきた。
橋脚のピッチは色々だが短いところで10mくらい。
これが南北に2本ずつ立っている。
全ての橋脚には厚い鉄板が巻かれていった。
山陽新幹線が開通したのは、今から41年前で寿命とされる40年を超えたことと、
当時の耐震基準と現在の基準が大きく異なることからの対応だろうと思われる。
それにしても、山陽新幹線だけでも路線距離553kmもあり、橋脚の本数は膨大な数。
平均15mピッチとしてもWの橋脚がメインだとして単純に7万本以上になる。
橋脚の補強だけでも膨大な時間とコストがかかることになる。

 陸上の橋脚の補強はこの付近において数年間で大方が終了した。
気になっていたのは、川の中にある橋脚。
どうやって補強工事をするのか?と思っていたら、2カ月ほど前からその作業が始まった。
橋脚補強工事1
 道路側から進入口となるステージを作る。

橋脚補強工事2
 それを橋脚へ向けてどんどんと広げていく

橋脚補強工事3
 そしてついに橋脚に到達
多分、橋脚をぐるりと取り囲むようにステージを設置するのだろう。

 ここまでの工事で約2カ月間。
工事は来年6月頃までかかるそうだか、私は直ぐに金額換算をしてしまう。
土曜日も作業をしているので、工事日数は約200日くらいだろう。
警備員、作業員、監督、重機の運転車など毎日十数名が作業している。
現在は仮設工事だが、今後本工事が始まればもっと増加するかもしれない。
いずれにしても人工数は延べで3000人くらいか。
とすると人件費だけでも約5000万円。
事前の調査費や設計費など現場外での人件費も発生するし、
重機の使用料、仮設材費、そして橋脚補強の本工事費などを考えると約1億円くらいだろうか?
たった一本の橋脚補強で1億円・・・
山間部の谷あいや、もっと川幅の広い場所など困難な部分も沢山ある。
それらを全部補強して延命したとしてあと何年もつのだろうか?
40年は無理だろうから20年~30年といったところか。
東海道新幹線においては、1959年に着工し先の東京オリンピックの開催年度である1964年に開業した。
既に50年以上経過しており、当然補強工事も施されているだろうけれども、
いつまで使い続けるのか?と考えると、私たちの次の世代までは持たないと予測される。

 高速鉄道は高度成長期時代を象徴する公共事業の一環としてすすめられた。
高速鉄道だけでなく、高速道路や、瀬戸大橋など島嶼部への橋の建設など大規模なインフラ整備が
一気に進んだのもこの時期だった。
当然ながら、それらの寿命が一気にやってくることも想像に容易い。
それらを延命すべく、補強や補修工事が行われているが、膨大なコストがかかることは間違いない。
その費用をだれが負担していくのか?
今では殆ど人が住んでいないような山間部や島などでも多くの橋や道路がある。
あまり車が通らないからという理由で補強をせず放置することはできないだろうし。
 そうした問題の中である現象が起きている。
私たちが普段利用している道路で少しずつ景観が変わりつつある。
それは歩道橋が姿を消していることだ。
歩道橋の維持管理は各自治体によるが、その負担が大きいことから次々と撤去されている。
歩道橋は撤去されても、横断歩道を使えばたいした問題ではない。
高齢化が進む中、歩道橋の利用者は極めて少ないのが現状で、撤去は景観上、維持費上からも
適切な判断だと思う。
しかし、橋や高速道や鉄道においてはそうはいかない。
未来永劫そこにあり続けるはずと誰もが思っている。
もちろんなくては困るのも事実。
しかし、これ以上作る必要がないことも事実じゃないだろうか?
スポンサーサイト

記憶は書き換えられる - 2016.11.15 Tue

 今日、大失敗をしてしまった。
朝、9時半に車の6カ月点検の予約を入れていた。
1年半前に購入した車だけれども、仕事上の付き合いもあって、少し遠いディーラーでの購入をした。
その後担当のSさんが別の地域のディーラーに移動になったので、前回の12カ月点検は
その移動先のディーラーで引き継ぐことになった。
つまり半年前、その移動した場所でのディーラーへ車を持込みして12カ月点検をしたわけだが、
今日、9時半に私は全く別のディーラーへ車を持ち込んでしまった(?)

 私は少し違和感を感じながらも、受付で「9時半に予約していた筒井です。担当はSさんです」と
伝えると、「お世話になります、しばらくお待ちください」ち言われ、待合椅子で待っていた。
しかし、担当のSさんはなかなか現れない。
しばらくして、男性社員がきて、「あの、9時半のご予約がないようなのですが・・・」という。
「えっ?Sさんはいらっしゃいますか?」というと「うちにはSというものはおりませんが・・」という。
その瞬間、ディーラーを間違えた!!と気がつた。

 しかし、・・・全く行くべき場所が思い出せない。
Sさんに電話をかけて「申し訳ありません、ちょっと遅れそうなんです。ところで住所はどこでしたっけ?」
とさりげなく聞く。恥ずかしくて、他所のディーラーへ行ったなんて言えなかった(笑
その場所は全く違う場所で、車で約30分もかかるところだった。

 正直、少し不安になった。
物忘れ、勘違い、が昔から多いのは認識していたが、これはちょっとヤバいかも・・と。
認知症の前兆じゃないよね・・・、単なる勘違いだよね・・・、
と、いろいろな想像をした。
そこで、記憶を整理した。
車を購入したディーラーの場所は高速道路を通っていくような遠い場所。下道なら1時間近くかかる。
不便だなぁと思っていたら、担当のSさんが移動になった。
今後の定期検査などは、その移動先に引き継ぐことになった。
その場所は少し近くなったので便利になった。
その「近くなった」という意識がすごく強かったのだろうと思う。
少し前に、同系列のディーラーが私の住まいの近くに出来ていた。(今日行った場所)
その「近い」というキーワード一つで私の記憶が書き換えられていたのだ??
しかし、一度もいったことがない場所ならともかく、或いはその2カ所がすぐ近くならともかく、
こんな間違いをするなんて、ありえない。と正直思う。

 以前、本で記憶は書き換えられるということを書いてあったのを思い出す。
過去のいろいろな体験や経験の記憶というのは結構曖昧で事実と異なることが多いそうだ。
たとえば、子供のころ夢を見て、それが脳に焼き付くほど鮮明で現実味を帯びたものだった場合、
それは夢ではなくて、自分の実体験として記憶されることも多いという。
人の言葉についても同様で、誰かに言われた言葉を捻じ曲げて記憶している場合も多い。
自分の感情や意識、記憶の断片、それらの組み合わせが過去の記憶を別なものにしてしまう
ということはあるのかもしれない。

 まぁ、少し安心できるのは昔からこんな勘違いが時々あるってこと。
高速道路を降りる場所で降りずに通り過ぎたことは数えきれないし、
反対方面(逆走じゃない!)の高速に乗ったことも何度かあるし。
それらとは同様じゃないのかなぁ~?今回のことは?
脳細胞は再生しない細胞と言われていたが、最近の科学では再生可能との実験結果もある。
脳トレをいろいろやっていかなくては、と改めて思う。

影響されすぎる日本(人) - 2016.11.10 Thu

 昨日はどのニュース番組も、トランプショックの報道をトップに流した。
トランプ氏が大統領になったことに嘆くアメリカ人のコメントや表情が度々映し出されたが、
結局のところそれは熱狂的なヒラリー支持者たちの映像が多かっただけのように思える。

 日本株は一時期1000円を超える暴落をしたが、当のアメリカダウは逆に値上がりした??
それを見てか、今日の日経平均は一時期1000円以上値上がりして現在も+950円くらい。
つまり、一昨日よりも上がっているということになる。
特に値上げ幅が大きいのが不動産株だとか。
トランプ氏が不動産王だからという理由らしいが、あまりにも楽観的な気もしないではない。

 昔から日本は、アメリカがくしゃみをすれば風邪をひく、と言われていたが、
本当に敏感に影響されやすい国だと思う。
一般的に大統領選などの後は、市場はご祝儀相場で上がることが多い。
今回はそれが逆だ、と言われていたが、米株は上昇した。
結局、選挙結果の通り、アメリカ国民はトランプ氏を歓迎し期待している、ということなのだろう。

 とりあえず、日経平均が戻したので一安心。
不動産王のトランプ氏が大統領なのだから、リートも上がればいいけれど・・
このあたりは、米国債と金利の関係やいろいろあってわからない。
金融経済を理解するのはほんとうに難しい。

選択を誤る人間が歴史を動かす - 2016.11.09 Wed

 アメリカ大統領選でまさかのトランプ氏が圧勝した。
これはアメリカ国民にとって本当に正しい選択だったのだろうか?

 今年6月、イギリスの国民投票でEU離脱派が勝利したときと似ている気がする。
結果を見て離脱側に投票した多くの国民が後悔したともいわれる。
支持率はヒラリークリントン氏がずっと勝っていたから、誰もが心の中ではクリントン氏
の勝利と思っていたのではないだろうか?
トランプ氏は絶対に大統領にはなってほしくはないが、ヒラリークリントン氏は嫌いだ。
そんな曖昧な人の反対票が結果的にトランプ氏の勝利を導いたのかもしれない。

 トップが変われば何かが変わる。
その思想からすれば、トランプ氏の選択になる。
かつて、日本でも長引く景気低迷の中、政権そのものを変えなければ何も変わらないと
いう国民の意思で、自民党が破れ民主党が政権を取ったときのように。
しかし、結果は承知の通り。


 先月末、私の出身地で町長選があった。
現職の町長は私の同級生の友人で、町長を3期12年務めてきて4期目の選挙だった。
対立候補は1名で、農業を営む方。町議の経験はあるけれども政治家としての経験が
少なく、現職とは全く正反対の感じの方だ。
私は、(多分住民の多くも)当然、現職町長の続投と思っていた。
しかし、結果は僅差で現職が破れた。
12年も続くと、そろそろ変えたいと思う人の心。
そして批判的な声も当然大きくなってくる。
新人がいいというのではなく、現職への反対票がこうした結果を招いたのだろう。
問題は、新人を支持する革新派(?)と思われる人たちの存在。
小さな田舎町で人間関係まで二分してしまい、とてもギクシャクして暮らしにくいという。
私としても、今後どうなっていくのか心配ごとの一つだ。


 さて、トランプ氏の勝利によって我々にどんな影響があるのか?
海の向こうのことだから、あまり関係ない・・・なんてことはない。
EU離脱ショック以上に大きな影響を受けることは間違いない。
既に日本株は大暴落している。
個人的にも、少し投信などしているから結構大きな損失が・・・
日本大嫌いなトランプ氏。
TPPにも反対しているし、日本からの輸入品には大幅な関税をかけかねない。
そうなると、日本の自動車や家電は一気に売れなくなる。
まぁ、そうしたことも懸念して株も暴落してるんだろうけれども。
それと、度々発言している、日米安保の問題。
普天間基地移転問題なんて問題じゃなくなるかもしれない。
防衛費用をみないなら撤退だ、と言いかねないわけだから。
 とにかく、日本にとっても政治、経済、安全保障、に大きな影響を及ぼしそうだ。
いったいどうなるのでしょう?

 アメリカでは移民、人種問題が蒸し返され、内紛などが頻繁に起こるかもしれない。
アジア人を嫌いバカにしているだろうから、逆にアジア諸国からアメリカは嫌われるだろうし。
アメリカにとって良い選択をしたとは思えないが・・


 人は選択をよく誤る。
と、いうか別な選択をしたくなる。そして結果的に誤る。
 狭くて不便な道でも走り慣れていれば、特に問題は感じない。
しかし、直ぐ近くに新しいバイパスができれば、自分の走っている道が、狭くて信号が多く、
不便に感じてしまう。
そして、そのバイパスを走ってみようと考える。
地図やカーナビにないその道に魅力を感じて、走ってみる。
しかし、目的地からどんどん離れていき、バイパスを降りる場所が少なく、結局遠回りをして
しまうことになる。そんな経験は多い。
しかし、こんな選択は間違えても、次の日には元の道を走ればいいから問題はない。
問題は、別なものに魅力を感じる人の心だ。

 新しいものに魅力を感じるのは人間の性分なのだろう。
しかし、次の日に元に戻れないかねしれないとするならば、選択には十分考慮が必要だ。
 奇しくも11月9日はベルリンの壁が崩壊した日だ。
歴史が動いた日として、もう一つ刻まれるのかもしれない。

カープ 最高のシナリオ - 2016.10.29 Sat

 いよいよカープは今日ホームへ戻っての第6戦
先週末マツダスタジアムで2連勝したときには、5:1と5:1で「コイ・コイ」の縁起のいい?勝利で
札幌ドームで優勝決定だな・・なんてあまいことを誰もが考えていた。
しかし、さすがホームでのパワーをみせつけられた。
先に日本ハムに王手をかけられるなんて・・・
しかも一昨日は5:1と、「コイ」でやられた。

 先に王手をかけた日本ハムが有利か?ホームで戦うカープが有利か?
もちろんカープが有利!
と、かなり希望とひいき目全開の予測だけれども、根拠がないわけでもない。
カープはマツダスタジアムでの勝率はなんと72%だ。
つまり、マツダスタジアムで2連勝する確率は単純に51.8%!いちよう5割を超えている。
しかし、その勝率は弱いセリーグでの勝率。
相手が日本ハムだと2連勝の確率は??

 まぁ、とにかく今日勝たなければおしまいなので、今日は勝つとしよう。
そして明日の先発はカープが黒田で日本ハムが大谷というシナリオだ。
この勝負、正直なところ苦しいかな・・・なんて弱気になったてりもするが、
打撃陣が頑張って、黒田に最高の花道を作ってくれるだろう。
それが最高のシナリオ

 最悪のシナリオは、沢山頭をよぎるが・・・それはあえて書かない。

 ちなみに、今日は家内の誕生日で、夜は一緒にテレビ観戦する予定だったが、
家内の友人が誕生プレゼントにと、なんと今日の野球チケットを2枚手に入れたらしい!
で、2枚プレゼントかと思ったら、プレゼントは1枚だけで、その友人と観戦に行くらしい(TT
だから、今夜は一人でテレビ観戦の予定
しかし、今まで私は新マツダスタジアムで野球観戦に行って負け試合を見たことがない。
つまり、カープにとって私は福男なんだ!
今日はこの一年で絶対に勝たなくてはいけない日だ!
私はそういう意味でもマツダスタジアムに行かなくてはいけない!?
と、駄々をこねてもしかたない。
とにかく今日はテレビの前で一人で応援する!
 

コストパフォーマンス - 2016.09.21 Wed

 ここ最近、本業の建築関連の仕事が忙しく、現場へ行くことが多い。
お昼をまたぐときは外食するわけだが、今回の現場は田舎なので近くに飲食店がない。
こうしたときは事前にコンビニなどでお弁当を買うのが常だが、コンビニ弁当も飽きて
きたので、スーパーでお弁当を買うことにした。
 最近ちょくちょく目にするようになったスーパーディスカウントストア・ディオが現場近くに
出来ていたのでそこでお弁当を買うことにした。
店内には陳列棚は殆どなくて商品がとにかく山積みにされている。
缶ジュース類なんてマイナーメーカーは20円台から!メーカー品でも50円台でとても安い。
どれも自販機の半額以下。仕入れ価格っていったいいくらなんでしょうね??
そしてお目立てのお弁当コーナーへ。
お弁当も山積みにされていが、3種類しかなかった。
IMG_2988.jpg
焼きサバ弁当があったので、これにしようと思って値段を見ると、なんと184円!(税込み198円)
これ?間違い?と思ってほかの種類のお弁当も見たけれどどれも184円
他になかったのでこれを買うことに・・
なんだか安すぎて不安になったけれども、お米は国産米使用だし、味も普通に美味しかった。
コンビニだと500円クラス
おかずは、塩サバとコロッケ半分とシューマイ1個と鶏のから揚げと焚き合わせにたくあんと梅干。
ご飯の量は一般的なお弁当からすると少なめだけれども、ちょうど良い量。
184円で、午後からの仕事のエネルギー補充できる超コストパフォーマンスが高いお弁当!

 後日、またこのスーパーでお弁当を買った。
今回は丼物があったので、ヒレカツ丼を買った。
IMG_2999.jpg
こちらはなんと、276円! 
普通の大きさのヒレカツ2枚が乗っかていて、十分なボリューム。
ヒレカツそのものの味は良かったが、少し出汁が少なかったのが残念。
汁がこぼれるというクレームを避けたためなのでしょう。
それにしてもこれも安い。コンビニなら600円以上でしょう。

 このところの景気低迷で、個人消費も下がっていることを裏付けるデータが発表された。
サラリーマンのお弁当代平均が2015年には600円を超えたのに、2016年直近のデータで
587円に落ちたとか・・・
昼食の予算がワンコインなんて絶対に無理と思っていたけれど、こうした超格安のお弁当を、
昼食の選択肢に加えると、3日に一回くらいはちょっとリッチなランチも楽しめるかも。

 ちなみにこのスーパディスカウントストアディオ、なんと24時間営業です。
景気が悪い中でもコンビニだけは売上を伸ばし続けてきたけれども、こんな施設がどんどんできると
コンビニにとって脅威になるかも。
 このディオ、私の住んでいる地域にも是非できてほしいものです。

ひとり○○ - 2016.08.18 Thu

 今年の個人的な密かなテーマは「ひとり○○」だった。
ひとりカラオケ、ひとり焼肉、ひとり旅、ひとりキャンプツーリング、ひとりフィッシング・・・
と、ひとりシリーズに挑戦してみようと思っていた。
 
 別に家内と仲が悪いわけでもなく、一人になりたいわけでもない。
家内とは仕事が同じこともあり、一般的な夫婦よりも遥かに長い時間を一緒に過ごしている。
それから逃れたいと思うご主人方や奥様方は多いらしいが、私はそれはない。
お互い、必要不可欠な存在としてそばに居る方が安心感があることは間違いない。
 そういえば、先日面白いデータがテレビで紹介されていた。
妻に先立たれた男性の寿命は平均寿命よりも短く、夫に先立たれた女性の寿命は、
女性の平均寿命よりも長いとか・・・
わからなくもない・・

 休日や夜には、バイクをいじったり、洗車をしたり、趣味のこと(最近ではギターを弾いたり)など
大抵は一人でごそごそしているので、一人で過ごすことには慣れているし、好きな時間でもある。
しかし、どこかへ行くとか、外で何かをする場合、仕事以外では一人で行動するのは意外と
少ないものだ。

 以前にも書いたと思うけれども、ひとりカラオケとひとり焼肉はすでに今年実行済み。
ひとりキャンプツーリングは、結局孫娘を連れて行ったので実現していない。
ひとり旅も、一人で行きたい場所もないし、計画もないのでまだ実現できていない。
ひとりフィッシングにも行こうと思い、昔の道具を出してきて整備もしたりしたが、
それほど釣りをしたい気持ちが湧かず、実行できないまま。

 そして今日は、お昼にひとり焼肉に行ってきた。
まぁ、普通にランチするだけなので特にハードルは何もない。
焼肉店は基本テーブル席で、4人掛け、6人掛けテーブルを占領してまで一人で焼肉を
食べられるのか?というと、それはお店の迷惑を考えるとなかなか出来るものではない。
だから、夜の一人焼肉はできなくはないが、したくはない。
 今日も暑く、なんだか体がだるくて、食欲もなくお昼ご飯どうしよう・・・と悩んでいた。
こういう時は、逆にスタミナがあるものを食べよう!と思って焼肉店へ。
午後1時を過ぎていたので、お店は空いていた。
これなら迷惑にはならない、と思い入店。

 そして満腹焼肉ランチを注文
IMG_2755.jpg
 
 ちょっと一人じゃ多すぎるくらいの量だった。
炭火焼きだし、これで880円はかなり安い。
ひとり焼肉のメリットはなんといっても、自分の好みの焼き具合で食べられる事。
大勢で行くと楽しいけれども、いよいよ食べごろだと目をつけているお肉が、
誰かに取られたり、焼すぎてまずそうなお肉を誰かが取ってくれて、イヤイヤ食べたり、
ということがひとり焼肉では皆無。
お肉を眺めながら、誰にも奪われる心配をせずにゆっくり自分好みに焼ける。

 ひとりカラオケやひとりツーリング、ひとり旅も同様なのだろう。
大勢の楽しみとは別に、誰にも気を遣うことなく自分のペースで思うがままに時間を
過ごす楽しみとでもいうか。
 
 さて、今年はいくつひとり○○を実行できるだろうか?

セカンドライフ - 2016.08.12 Fri

 今日、見知らぬ番号で電話がかかってきた。
オペレーターらしき女性の声で、
「○○証券ですが少しお時間よろしいですか?」と聞く。
営業の電話は携帯ではなく大抵が固定電話にかかってくるので「?」と思った。
「○○証券さんには口座はないですけれども」と言うと、
「いえ、ございますけれども。何度か社名が変わりましたのでお分かりにならないかも
しれませんが、以前口座開設されています」とのこと。
そういえば、十年ほど前ネットで株の取引きなどしていた際に何社か証券会社の口座を
開設した記憶がある。銀行や証券会社は合併などで度々会社名が変わるから、
○○証券も以前の会社名の時に口座開設していたのだろう。
「で、要件は何ですか?」聞き返すと、
「筒井様のセカンドライフに関して、セミナーを開催するのでそのご案内でお電話しました」
と言う。ふむ・・なるほど、世間一般的に定年退職を目前にした状況だから、退職金の資産運用
などの営業であることが理解できた。
「ありがとうございます。私は興味ないので」
そう言って電話を切った。
 
 その言葉は嘘ではない。
というか、セカンドライフなんてあまり考えたこともない。
まず、還暦だからといって引退もできない。
まだまだ仕事もしなくてはいけないし、やらなくてはならないことが山ほどある。
 しかし、他人から「セカンドライフ」という言葉を聞いて、何かしら別世界への扉を見せられたような、
決して不快ではなく、何かしらその扉の向こうに明るくて安らかな世界があるような気がした。
 今までの人生は脈々と続いてきた一本の道と時間で、これまでも、そしてこれから先も、
どこも区切りなどないと思ってきた。
ところが、多くの人にとっては仕事からの引退と共に第二の人生(セカンドライフ)が始まるのだ。
なんとなく、営業の電話を受けて、それに対しての憧れみたいなものがふと湧いてきた。
私にとってのセカンドライフってどんなものなのだろう?
その扉は目の前だろうか?遥か彼方だろうか?重いだろうか?軽いのだろうか?
そもそも、セカンドライフへと繋がるその扉は本当にあるのだろうか?

しかし、仕事と日常に追われると、すっかり今日のことも忘れていつもの日々を過ごすことだろう。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

tsutsui-s

Author:tsutsui-s
広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (1)
季節 (18)
プライベート (57)
震災と復興 (5)
ブログについて (8)
モノローグ (117)
バイク (63)
エッセイ (35)
仕事 (15)
趣味 (4)
妻の闘病記 (11)
政治・経済 (10)
家族 (4)
禁煙物語 (7)
入院日誌 (13)
自然災害 (1)
スポーツ (4)
カープ (5)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR