台湾外交部、日本に「未来志向」呼びかけ

【政治】 2013/04/30 19:20

(台北 30日 中央社)日本の閣僚や国会議員が相次いで靖国神社に参拝していることについて、外交部の高安報道官は29日、日本は未来志向で周辺諸国との関係を発展させるよう求めた。

新藤義孝総務相、麻生太郎副総理、古屋圭司拉致問題担当相に続き、稲田朋美行政改革担当相も28日に靖国を参拝、第2次安倍内閣の閣僚参拝者は4人となり、また23日には過去最多となる国会議員168人が参拝している。

高報道官はこれに対し、政府の立場ははっきりしており、日本政府は歴史を直視し近隣諸国の国民の感情を損なわないよう希望するとした上で、未来志向で周辺の国々との関係を発展させて欲しいと呼びかけた。

この問題は日中韓の外交日程に影響を及ぼしているが、台日はあす、今月署名された漁業協定に関連した準備会合を開催する。

(編集:荘麗玲、高野華恵)