台湾で初の慰安婦問題の資料館開設 記念式典

台湾で初の慰安婦問題の資料館開設 記念式典
台湾で、慰安婦問題にかかわる資料などを展示した初めての施設が開設し、元慰安婦や台湾の当局者などが出席して、記念の式典が行われました。
この施設は、元慰安婦の支援などを行っている台湾の民間団体が、台湾や日本などからの寄付や台湾当局からの援助など合わせて日本円で4000万円余りをもとに、開設しました。

台湾で慰安婦問題をめぐる施設が作られるのは初めてで、元慰安婦の証言や支援活動の記録などが写真やパネルで紹介されているほか、女性の人権問題を学ぶためのスペースも設けられています。

10日行われた記念の式典には、台湾当局の文化部長や海外の支援団体の関係者などおよそ150人が出席し、この中で台湾の元慰安婦の陳蓮花さん(92)が「皆さんが思いやりの気持ちで見守ってくれたことに感謝します」とあいさつしました。

この団体によりますと、台湾で確認された元慰安婦は少なくとも59人で、そのうち3人が生存しているということです。この団体は「日本政府は正式な謝罪と賠償をするべきだ」としていて、蔡英文政権に対しても、日本と協議するよう求めています。

この問題をめぐって、日本政府は、法的には解決済みとする一方、平成5年に、謝罪と反省を示した河野官房長官談話を発表するとともに、アジア女性基金が韓国、台湾、フィリピンで申し出た285人、このうち台湾では13人に対して償い金などを支給しています。