- ゾーンに入ればイチローや羽生名人になれる
- ライフスキル脳とバイブレイン
- なぜ気が散るのか?
- 人間の脳はライフスキル脳と認知脳からできている
- 心をフロー化する4大ツール「表情」「態度」「言葉」「思考」
- 一流の人の集中の習慣
ゾーンに入ればイチローや羽生名人になれる
仕事でもっと結果を出したい。勉強の成果を出したい。と思いますよね。
イチロー選手や羽生名人のように圧倒的な結果を出したければ「集中」が必要です。
集中とは「パフォーマンス」の質が高い状態のことで、パフォーマンスは次の2つで決まるそうです。
- 何をするのか
- どういう心の状態でするのか
つまり、この2つの質を高めれば、パフォーマンス質を高めることができる=集中できるということになります。
ライフスキル脳とバイブレイン
フロー状態というのは1970年代に提唱された「集中力が抜群で、活動に完璧に没頭している最高の状態」だそうで、そのフロー状態を実現するための脳の機能が「ライフスキル脳」「バイブレイン」というのが著者の主張です。
そしてこの「バイブレイン」を使いこなすことは一般の人でもできるということで、本書で紹介が行われています。
なぜ気が散るのか?
まず、「集中」の反対の「気が散る」原因について述べています。「気が散る」原因となるのは「環境」「出来事」「他人」です。これらの要因によって、もともと意味の付いていないことに勝手に意味付けをしてしまうことで「気が散る」のだそうです。
確かにありますよね、眠くなってきたら「ああ、今週はたくさん働いたから疲れているんだ」と考えたり、仕事のやる気が出ないのを「ああ、さっき上司に嫌味言われたからだ」と勝手に意味付けたり。つまり「言い訳」ですよね。言い訳によって、自分の集中力をどんどん削ぐ方向に進んでしまうのですね。気をつけないと。
きっと、過去の記憶にとらわれるのもこの認知脳による仕組みなんでしょう。
人間の脳はライフスキル脳と認知脳からできている
この2つのバランスが良いことを「バイブレイン」と呼ぶのだそうです。
ライフスキル脳とは認知脳による心の「揺らぎ」の状態を操る内向きの脳だそうです。そして、このライフスキル脳を鍛えるには、感情に気づく訓練をすることが重要だそうです。具体的には自分の感情を100個リストアップしてみるなどが良いのだそうです。
100個も感情があるのか?
心をフロー化する4大ツール「表情」「態度」「言葉」「思考」
ため息をついてフローな状態の心を作り出せる人はいません。こうした4つのツールを使って自分をフロー状態に持って行くことができるのだそうです。
「口に入れる食べ物で体が作られるように、耳に入れる言葉で心が作られる」そうです。自分が発する言葉は選びながら使うようにしなければいけませんね。
また、「肩を落としたり」「ため息したり」というのも態度の面からノンフロー状態になっていまいますね。
一流の人の集中の習慣
- どんなことが楽しいのかをリストアップする
- 自信のある人は根拠の前に自分のことを信じる
- 今を大切にする。今を生きる。
- イメージする
- 相手が喜んでいる分だけ自分も喜ぶ
- リスペクト思考
- 感謝の思考