岡田有希子さんの資料30年ぶりに見つかる、持ち出した元社員「残すことに意味がある」

2016年12月2日21時6分  スポーツ報知
  • 岡田有希子さん

 2日放送のTBS系「爆報!THEフライデー」(金曜・後7時)で、1986年に飛び降り自殺したアイドル・岡田有希子さん(享年18)の死の謎に肉薄。岡田さんの当時の所属事務所・サンミュージックから関連資料194点を持ち出した男性を直撃した。

 岡田さんは30年前の4月8日、東京・青山の自宅マンションで自室にガスを充満させ、手首を切り1度目の自殺を図った。未遂に終わったがその後、タクシーで移動したサンミュージックの事務所屋上から飛び降り自殺した。

 番組では、自殺直前まで岡田さんと一緒にいたサンミュージックの元専務・福田時雄氏にインタビュー。「2度の自殺はそれぞれ理由が違う。1度目の自殺は(当時うわさされた)男性への一途な片思いから。2度目の自殺は大変なことをしてしまい、周りに迷惑をかけてしまった。もう生きていけないという自責の念から」と福田さんは分析。さらに「事務所から有希子の資料を持ち出した人間がいます」と明かした。

 番組では、岡田さんの死の2年後にサンミュージックに入社し、2年務めた後に突然退社したオーストラリア出身の白人男性・リチャード氏(50)と特定。都内に住む本人を直撃した。

 同氏は「(資料を)持ち出したことは本当のことです。会社から勝手に持ち出したことは申し訳ないと思っています」と謝罪。都内の倉庫のコンテナに岡田さんの資料194点を大切に保管していることを告白した。サンミュージック勤務当時、岡田さんの貴重な資料が同社の倉庫の奥深くにしまい込まれているところを目撃。「30年でも100年でも残すことに意味がある」と、資料持ち出しを決意した理由を明かした。

 番組では、岡田さん直筆の衣装スケッチ、コンサート・パンフレットの直筆文章、デビュー当時のブロマイド、本人が語りかける肉声映像など貴重な資料の数々を初公開。岡田さんの堀越高校の同級生だった元歌手の田中久美(49)、元女優の南きよみ(48)、元宝塚女優の森奈みはる(48)、元タレントの岡村有希子(48)の4人が、これらの資料を見ながら涙を流すシーンも放送された。

 資料を持ち出された形のサンミュージックだが、今回の件は不問にするという。

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