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愛知・三重で登録文化財10件

11月18日 18時58分

愛知・三重で登録文化財10件

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歴史的に貴重な建造物を保存する国の登録有形文化財に江戸時代中期に建てられた名古屋市内の寺院など、愛知県と三重県から計10件が新たに登録されることになりました。
国の登録有形文化財は建築から50年以上たった貴重な建造物を保護する制度で、18日、文化庁の審議会は愛知と三重の計10件を含む全国177件の登録を文部科学大臣に答申しました。
このうち、名古屋市名東区にある蓮教寺は江戸時代中期に建てられた浄土真宗の寺院です。本堂は木造の平屋建てで4方向に傾斜する屋根をもつ伝統的な浄土真宗のつくりなどが評価されました。
また、本堂と向かい合うように建つ山門も唐獅子や鶴が彫られるなど工夫を凝らした装飾が施され、当時の技法を今に伝えています。
蓮教寺では庫裏、鐘楼なども含め、計6件が登録有形文化財に登録されることになりました。
住職の三井蓮孝さんは「江戸時代中期の建物がほぼそろっている特徴が評価されたと思います。これからも地域の皆さんに使って頂ける文化財を目指したい」と話しています。
このほか、愛知県では豊田市藤岡民俗資料館と西尾市の「颯田家住宅主屋」。三重県では松阪市の見庵と名張市の貝増家住宅主屋が新たに登録されることになりました。

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